レッドブルF1でタイヤテストを担当したアルボン、走行機会のなかったウイリアムズに「知識を持ち込みたい」

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2021年10月22日 06:30  AUTOSPORT web

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2021年F1第16戦トルコGP アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)
アレクサンダー・アルボンは、レッドブルで行った2022年に向けたシミュレーター作業とピレリの18インチタイヤでの経験は、来シーズンには彼のアドバンテージとなり、ウイリアムズに利益をもたらすだろうと述べている。

 この1年間、アルボンはレッドブルのリザーブドライバーを務めていたが、2022年にはウイリアムズからF1グリッドに復帰する。DTMドイツ・ツーリングカー選手権の一部のレースにも参戦していたアルボンは、リザーブドライバーとしての任務を果たすと同時に、完全に新しくなる2022年マシンのシミュレーターでの開発に幅広い協力を行っていた。

 レッドブルのシミュレーターで数え切れないほどの時間を過ごし、今年と来シーズンの開発に取り組むことで、アルボンはF1に適応し続けることができた。アルボンは充実した時間を過ごしたため、2022年は自身とウイリアムズが優位に立てると考えている。

 『The Race』から来年のマシンの経験がアドバンテージとなるか尋ねられたアルボンは次のように答えた。

「そうだね。タイヤについてもそうだ。なぜならウイリアムズは18インチタイヤのテストをするチャンスがなかった。だから僕は彼らに知識を持ち込めることを願っている」

「今年得た知識を活用して、来年チームがマシンをより早いペースで開発できるように手助けすることが重要になるだろう」

 アルボンは今年積み重ねた経験に加え、レッドブルでの困難な2020年シーズンで学んだ貴重な教訓と価値ある知識を武器に、2022年の戦いの場へ復帰することになるだろう。

「昨年から今年に入るにあたって、違うやり方でできたはずのことは間違いなくあったと思う。フィードバックや、パフォーマンスがマシンのどこから生まれているか理解するといった点でね」

「それは本当に重要だし、理解するのに時間と周回数が必要なことだ。各マシンは、燃料が多い時、少ない時、予選を走る時などに、それぞれの特性を発揮する。変化することがたくさんあるし、それがよりよいパフォーマンスを引き出せるようになるための正しいステップだと感じている」

「それが今の僕が確実に持っている知識のすべてで、来年に活用できると思っているよ」

「一般的な話をすれば、昨年はフリー走行はかなりよかったと感じている。いつも僕が少々苦戦するのは予選だった。今ではそのことが分かっていて、来年に活かすことができると思っている」

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