首位争いのロッテ正捕手・加藤は「打率0割台」 守備型捕手の需要高まる?

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2021年10月22日 17:00  AERA dot.

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写真千葉ロッテマリーンズの井口資仁監督(C)朝日新聞社
千葉ロッテマリーンズの井口資仁監督(C)朝日新聞社
 1974年以来47年ぶり勝率1位でのリーグ優勝に向け、オリックスと熾烈な優勝争いを繰り広げているロッテ。長年レギュラーだった田村龍弘をおしのけ、中日からシーズン途中の加入で正捕手の座をつかんだのが加藤匠馬だ。今季は中日で開幕ファーム暮らしが続いていたが、6月15日に加藤翔平との交換トレードでロッテに移籍すると、後半戦からスタメンでの出場機会が急増。最速157キロ右腕・佐々木朗希、安定感抜群の左腕・小島和哉など投手の良さを引き出すリードで勝利に貢献している。


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「肩の強さはソフトバンクの甲斐拓也と双璧ですね。捕ってから速いし送球も正確なので、走者が出てもなかなか走れない。フレーミング技術とブロッキングにも優れ、守備力は球界屈指です。打撃が課題で中日ではレギュラーを獲得できませんでしたが、パリーグは指名打者制であるので、加藤には申し訳ないですが1つのアウトは仕方ないと割り切れる。その分守備でのプラスアルファが大きいですから。セリーグのように8番に打撃に難がある選手を置くと、9番・投手との並びで自動的に2アウトになるのは違う。『守備型捕手』はパリーグで評価が高い。同じく強肩とインサイドワークに定評がある巨人・小林誠司がパリーグの球団から評価が高いのも納得できます」(スポーツ紙記者)


 前述のコメントの通り、加藤の課題は打撃だ。今季53試合出場で99打数9安打、打率.091、2本塁打、4打点。出塁率.118と、その打力は正直1軍レベルに達していない。ただ、捕手というポジションは特殊だ。西武・森友哉、広島・坂倉将吾のような「打撃型捕手」はその活躍が数字に反映されるが、「守備型捕手」は盗塁阻止率など別として、配球術や投手の特徴を引き出すリードは目に見える正解がないため評価されにくい。


 加藤は青山学院大から2014年ドラフト5位で中日に入団。大学の1学年上に杉本裕太郎、1学年下に吉田正尚(ともにオリックス)が在籍していた。プロ入り当時から「鉄砲肩」は注目され、19年はチーム最多の92試合に出場。正捕手に近づいたように見えたが、翌20年は木下拓哉の台頭で29試合出場と激減。今季は中日で1軍出場機会がなかった。



 他球団のスコアラーは加藤についてこう評する。


「確かに打撃は確実性が課題ですが、守備で補って余りある活躍をしている。加藤は配球がオーソドックスに見えて意外性がある。つかみどころがないというか、なかなか傾向と対策が難しいリードをしてくる。玄人好みの捕手ですね。あの強肩があるから、投手は走者が出ても神経を使わずに投げられる。シーズン終盤で1試合も落とせない試合が続く中、ロッテは守備力に重視を置いた布陣になっている。加藤はチームのニーズにぴったりハマっている選手だと思います」


 中日は木下拓が不動の正捕手になりつつあり、あのまま中日にいてもチャンスがなかなか巡ってこなかっただろう。ロッテは今季途中でDeNAからトレード補強した国吉佑樹も23試合登板で2勝0敗15ホールド2セーブ、防御率1.57と「勝利の方程式」に不可欠な存在になっている。環境が変われば、力を発揮する選手は数多くいる。「守備型捕手」の需要は今後高まるかもしれない。(牧忠則)


このニュースに関するつぶやき

  • 今年の加藤に関しては「移籍一年目」ということもあって、重宝されているだけという部分もあるやろね。さすがに「打率0割台」でレギュラーってのは有り得ない話。>続く
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  • 一流のレギュラー選手の移籍がクローズアップされがちだが、加藤捕手や国吉投手のように埋もれた人材を、ロッテは交換トレードで獲得して、戦力にしているのは、素晴らしいと思います���åɡʾ�����������
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