似ているようで大きく違う! 子どもを伸ばす「叱り方」、ダメにする「怒り方」

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2021年10月22日 21:21  All About

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写真子どもをダメにする怒り方をやめ、子どもを良い方向に導く効果的な叱り方のコツを押さえましょう。「叱る」と「怒る」は似ているようにも感じますが、大きな違いがあるのです。
子どもをダメにする怒り方をやめ、子どもを良い方向に導く効果的な叱り方のコツを押さえましょう。「叱る」と「怒る」は似ているようにも感じますが、大きな違いがあるのです。

子どもの叱り方……「叱る」と「怒る」の違いとは

最近、会話や文章の中で「叱る」と「怒る」の違いが曖昧になり、入り混じって表現されているのを時々見かけます。これらは一見、似ているようにも感じますが、異なるものなのです。

例えば、一人でいるときにイライラし「怒る」ことはあっても、一人で「叱る」ことはないでしょう。つまり怒るのは自分の感情の発散で、叱るのは相手に向けての行為なのです。子どもを「叱る」と「怒る」は、どのように違うのかもう少し詳しくお伝えします。

1:「叱る」は良い方向に導く、「怒る」は感情を発散させるため

叱るとは、教育的な目的があり、相手を良い方向に導くために行われます。それに比べて、怒るのは、自分の思い通りにならないことに腹を立てて、その感情を発散させるために行われるものです。

2:叱っているときは冷静、怒っているときは感情的

叱るときは冷静な状態ですが、怒るときは感情的になっています。

3:「叱る」は相手が中心、「怒る」は自分が中心

叱ることは相手を中心に考えています。ですが怒るのは自分を中心に考えています。

4:「叱る」は愛情が土台、「怒る」は怒りの感情が土台

叱ることは相手を危険から守りたい、良い方向に導きたいという愛情が土台になっていますが、怒るのは、自分の怒りの感情が土台になっています。

「怒る」ことで生じる子どもへの悪い影響とは

これらの違いを知ると、子どもの成長に与える影響は、「叱る」と「怒る」では大きな差が生じることは言うまでもないでしょう。

親が感情的になって怒ると、注意したいことが伝わらないだけでなく、子どもはいつも親の顔色をうかがうようになるでしょう。そして物事の善悪も人に委ねるようになったり、自分自身を否定されたと感じ、自己肯定感が下がります。また親子関係にも溝ができていくでしょう。

ですので、子どもがイタズラをしたり、反抗期で親の言うこと全てに反発したりすると、ついイライラし怒ってしまいがちですが、そこは冷静に叱るように心がげましょう。

では次に「叱る」を更に深め、子どもを伸ばす叱り方のコツをお伝えします。

コツ1:直後に叱る

叱る時はタイミングが大切です。注意すべきことをした直後に、叱りましょう。時間が経ってから、「昨日のあのとき〜」なんて叱られても子どもはピンとこないでしょう。

コツ2:真剣な表情で叱る

きっぱりとした口調で、顔は厳しい表情を見せましょう。他のことをしながら、片手間で叱っていると子どもの心に届きません。

コツ3:具体的な行為を指して叱る

必ず注意すべき行為、改善すべき点を指して叱りましょう。例えば、道路に急に飛び出したことや電車の中で走り回って騒いだこと、おもちゃを投げたことなどを具体的に言いましょう。

そして、漠然とした叱り方は止めましょう。「あなたは悪い子」「あなたはダメな子」「あなたは乱暴者」というような子ども自身を否定するような言葉を投げかけることはよくありません。

コツ4:理由を説明して叱る

なぜ親は叱っているのか、その理由も説明してください。例えば

「道路に急に飛び出すと、自動車にひかれるから」
「電車の中で騒ぐと、他の人に迷惑がかかるから」
「おもちゃを投げて、人にあたると危ないから」

と、理由も一緒に説明しましょう。

叱る前に確認したい「それは本当に叱るべき?」

そして子どもを叱る前に、それは本当に叱るべきかを考えることも大切です。

・身に危険が生じる場合
・人に迷惑をかける場合

子どもを叱るのは基本的にはこの2つの場面のみでいいでしょう。

そして幼い子どもに関しては、危険が生じないように、生活空間などを見直し、できるだけ自由に動ける環境を整えてあげることも大切です。

「叱る」は「褒める」でサンドイッチすることで、子どもの心に届く

最初は冷静に叱っているつもりでも、徐々に怒りの感情が湧き、いつの間にか怒っている場合もあるでしょう。

感情は刻一刻と変化していくものです。自分自身が気づかない間に怒りの感情に支配されていないか、自分を客観視する気持ちを持ちながら、叱ることも大切です。

そして叱る時は、「褒める」ことを前後に持ってくると、より効果が高まります。例えば

「いつも妹と遊んでくれてありがとう」
「でもね、妹がおもちゃを片づけないかって、叩いたらダメ!」
「今度から、妹に『一緒に片付けよう!』って言ってあげてね、○○ちゃんはいつも優しく話しかけてくれてるから、きっとできると思うわ」

叱る前に子どもを認めている気持ちを伝えると、次の注意の言葉を受け入れやすくなります。そして叱った後に、また褒めると、ガッカリした気持ちで終わらず、次への意欲に繋がり、親の愛情が子どもの心に届くでしょう。
(文:田宮 由美(子育てガイド))

このニュースに関するつぶやき

  • ちゃんと事の軽重を踏まえて公正にやって、後から子が親の方が正しかった、ってなるならOKでしょうよ。子は少ない経験値で明らかな間違いを平気でやるのでそれを正すのは親の仕事。外野は黙ってろ、と。
    • イイネ!16
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  • 一方的に子供を直そうとせずに、自分の過去の失敗等を伝えながらがいいと思いますよ。「ママは習字やペン字をやらなかったから今も字が汚いでしょ、大人になったら恥ずかしい思いをたくさんしてるのよ」みたいな感じで同じ目線で話せば子供は共感し、理解してくれるかもしれませんよ!
    • イイネ!21
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