「残り1試合、みんなで全力で」…オリックスの未来・紅林弘太郎が最終戦に向け決意

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2021年10月23日 19:40  ベースボールキング

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写真オリックス・紅林弘太郎
オリックス・紅林弘太郎
◆ 「良い経験をさせてもらっている」

 1996年以来、25年ぶりの優勝を目指して戦っているオリックス。

 今季ラストゲームを25日に控え、試合のなかった23日は本拠地・京セラドーム大阪で全体練習を実施した。




 午前10時からの練習には、後藤駿太と西村凌も合流。外野からの返球や内外野の連係プレーなどの守備練習を中心に、選手兼コーチの能見篤史や山颯一郎、竹安大知が登板するケースバッティングも行われた。

 21日の本拠地最終戦を勝利で飾り、長かったペナントレースも25日の楽天戦(楽天生命パーク)が最終戦。依然として順位表では一番上に君臨しているものの、2位のロッテに優勝マジックがついているという状況で、最後の最後まで気の抜けない日々が続く。

 そんな中、「良い経験をさせてもらっている」と、厳しい優勝争いのなかでプレーできていることに感謝するのが、高卒2年目にして遊撃の定位置を掴んだ19歳・紅林弘太郎だ。



◆ 「みんなで、全力で戦う」

 駿河総合高から2019年のドラフト2位でオリックスに入団した若き逸材は、開幕戦の西武戦に「9番・遊撃」で先発出場。あれから約7カ月、快進撃のチームの中で135試合に出場するなど、激闘のなかで日々成長を見せてきた。

 重圧がかかる最終盤を迎えても、「プレッシャーがないとかどうかではなく、僕は自分のことで精いっぱい。ほかのことを気にしていたら野球ができていない。気にしないでやっている」と、自分のプレーに集中することだけを考えているという。


 今では頼もしさすら感じさせる背番号24だが、ここまでの歩みは決して順風満帆ではなかった。

 上述した西武との開幕戦は3打数1安打も、守備では1失策を記録。その後も記録に表れないミスが目立ち、それが打撃にも影響したか、4月8日には打率が.143まで落ち込んだ。

 当時のことを「地獄のような毎日」と振り返る紅林。「打てず、守れず、何をやってもダメだった」と語るように、なんとか監督に期待に応えようと早出特守などの練習を重ねるも、一時は練習過多によって肩を痛めてしまい、打撃練習ができなくなってしまうということもあったという。


 今季の打率は.225と決して高くはないが、ここぞの場面で見せる勝負強さは「10本塁打」からも明らか。

 特にこの終盤に来てチームは主砲・吉田正尚を欠く緊急事態となっているが、紅林が空いた3番を任されたこともあり、10月10日のソフトバンク戦で死球を受けた際には「いなくなったら困るという選手にまでなった」と中嶋聡監督に言わしめるほど、首脳陣からの信頼は大きい。


 「優勝争いをしていて、次勝つのと負けるのとでは大きな違いがある。残り1試合、みんなで、全力で戦う。自分が打つではなく、全員で1点でも2点でももぎ取りたい」

 全員野球を掲げて突っ走ってきた中嶋オリックスの2021年も、いよいよクライマックス。最終戦を前に決意を新たにした紅林弘太郎は、飛躍のシーズンをどのように締めくくるのか。その一挙手一投足から目が離せない。


取材・文=北野正樹(きたの・まさき)




【動画】5階席中段まで!紅林が歴史的「10代・10号弾」

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  • 体作りが必要ないくらいに大きくなったってのと安達くんの離脱で1軍入れたらまさかここまで育つとはなあ。体も精神も頑丈ってのは1軍で年間通す上で重要なんだな。
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