チェルシーが7発大勝で首位キープ! マウントがハット達成、最下位ノリッジを圧倒

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2021年10月23日 22:22  サッカーキング

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チェルシーとノリッジが対戦した [写真]=Getty Images
プレミアリーグ第9節が23日に行われ、チェルシーとノリッジが対戦した。

 ロメル・ルカクとティモ・ヴェルナーが20日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)のマルメ戦で負傷したチェルシー。同試合からはスタメンを5枚変更し、前線にはメイソン・マウントとカラム・ハドソン・オドイ、カイ・ハフェルツが並んだ。



 序盤から試合を支配するチェルシーは、幸先よく8分に先制する。左サイドで仕掛けたハドソン・オドイのクロスは相手にクリアされるが、ジョルジーニョがこぼれ球を回収し、ペナルティエリア手前のマウントへと預ける。マウントが右足を振り抜くと、シュートは寄せた相手DFの股の間を抜けて、ゴール左下隅に突き刺さった。



 18分、チェルシーに追加点が生まれる。ハーフウェーライン付近からマテオ・コヴァチッチが絶妙のスルーパスを供給すると、抜け出したハドソン・オドイはペナルティエリア左に侵入。相手GKティム・クルルとの一対一を制して、右足でゴール右下隅へと流し込んだ。



 試合を支配するチェルシーは42分にリードを広げる。ペナルティエリア手前からマウントがボックスの右にスルーパスを供給。反応したリース・ジェームズは、チップキックで飛び出してきた相手GKとの一対一を制した。チェルシーは3点のリードで試合を折り返す。



 ハーフタイムに2枚替えを行いシステムも変更したノリッジは、53分にビッグチャンスが訪れる。相手DFベン・チルウェルのバックパスをテーム・プッキがカットし、ミロト・ラシカがこぼれ球を回収。飛び出してきた相手GKエドゥアール・メンディをかわしてゴールに流し込もうとしたが、シュートはメンディのスライディングブロックに阻まれた。

 チェルシーは57分に4点目を獲得する。流れるようなパス回しで徐々に敵陣へと押し込み、コヴァチッチがペナルティエリア左に展開。受けたチルウェルは左足を振り抜き、ゴール右下隅に突き刺した。なお、チルウェルは昨季の最終節も含めて出場したリーグ戦で4試合連続のゴールとなり、チェルシーのイングランド人選手としては2013年2月のフランク・ランパード氏以来となる。



 62分にはハドソン・オドイが左から高速のクロスを送ると、ボールは相手DFマックス・アーロンズに当たってコースが変化。クルルはこれを処理しきれず、ボールはゴールに吸い込まれた。

 5点差とされたノリッジは64分、ベン・ギブソンがこの試合2枚目のイエローカードを受け取り退場。残り時間を数的不利で戦うことになった。

 チェルシーは83分、アントニオ・リュディガーのシュートが相手のハンドを誘ってPKを獲得。キッカーを務めたマウントが右を狙うと、相手GKクルルにコースを読まれて止められる。しかし、マウントが蹴った際にクルルの片足がゴールラインに残っていなかったとして、PKはやり直しに。再びキッカーを務めたマウントは真ん中を狙うと、シュートは相手GKクルルの足に当たったものの、勢いが勝ってゴールに吸い込まれた。

 後半アディショナルタイム1分にはチェルしーに7点目。ハキム・ツィエクのスルーパスに抜け出したルベン・ロフタス・チークがグラウンダーで折り返し、マウントが押し込んでハットトリックを達成した。マウントはキャリア2度目、チェルシーでは初のハットトリックとなる。

 試合はこのまま終了。トーマス・トゥヘル体制での最大得点で勝利したチェルシーは、リーグ戦3連勝で首位をキープした。ノリッジは3試合ぶりの黒星で今季未勝利が続き、最下位脱出とはならなかった。

 次節、チェルシーはカラバオ・カップ(リーグ杯)4回戦のサウサンプトン戦を挟んで、30日にニューカッスルと対戦。ノリッジは31日にリーズと対戦する。

【スコア】
チェルシー 7−0 ノリッジ

【得点者】
1−0 8分 メイソン・マウント(チェルシー)
2−0 18分 カラム・ハドソン・オドイ(チェルシー)
3−0 42分 リース・ジェームズ(チェルシー)
4−0 57分 ベン・チルウェル(チェルシー)
5−0 62分 オウンゴール/マックス・アーロンズ(チェルシー)
6−0 85分 メイソン・マウント(チェルシー)
7−0 90+1分 メイソン・マウント(チェルシー)
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