M3で足踏みのヤクルト、11四死球で11失点…立浪氏は「良い意味で開き直れるかどうか」

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2021年10月24日 06:54  ベースボールキング

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ヤクルト・高津臣吾監督
◆ 「打者は打っても3割」

 優勝マジックを「3」としているヤクルトは、1試合の中止を挟んで東京ドームで巨人と対戦。

 仕切り直してマジックを減らしていきたいところだったが、23日の試合は投手陣が被安打11・与四死球11と乱れて1−11の完敗を喫した。




 先発したベテランの石川雅規は初回、先頭から安打・安打ときて丸佳浩には3ランを被弾。いきなり3点を失うと、つづく岡本和真には四球を与え、ゼラス・ウィーラーは外野フライでようやくアウトを取るも、中田翔にはレフトへの二塁打。さらに大城卓三に死球を与えて満塁としてしまい、なんとアウトひとつで降板となってしまった。

 スクランブル登板の大西広樹はその後のピンチを1点でしのぐも、5回には今野龍太が2つの押し出しで2失点。6回は田口麗斗が丸にこの日2本目となる一発を浴び、さらに7回も星知弥が1イニングに4つの四球を与えて4失点…。

 終わってみれば6投手のリレーで巨人に11本の安打を許し、与えた四死球はなんと「11」。巨人打線の勢いに飲みこまれて3連敗となり、ナイターで阪神が引き分けたため、マジックはそのままも1位・2位のゲーム差がなくなった。



 23日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した立浪和義氏は、「もうここまで来たら引きずってはいけない」と、切り替えて残り4試合に挑むべし、と語る。

 何点取られても、2位に迫られても、ヤクルトの目標はマジック3が示す通り「3つ勝つ」ということだけ。立浪氏は「ミスも含めて悪い部分はきょう全部出たと。いかにうまく切り替えるか」をポイントに挙げ、「残り4試合、これからが一番プレッシャーかかってくると思いますけど、良い意味で開き直れるかどうかですね」と前を向いて戦っていくことを勧めた。


 また、同じく番組に出演した齊藤明雄氏は、この日のヤクルト投手陣の投球を投手目線から分析。なかでも「四球の出し方」に注目する。

 試合を通じて、「『打たれちゃいけない』『抑えなきゃいけない』という気持ちが出すぎているのかなと。ヒットを打たれるのを怖がっているような投球になってしまっていますね」と課題に触れながら、「大胆に初球から攻めていくことを考えれば、四死球は自然に減る」と強気の姿勢を求めた。

 1点の重み、1球の重みが増しているペナントレースの最終盤…。やはり投手にかかるプレッシャーも大きくなってくるが、齊藤氏は「バッターは打ったって3割ですから」と強調。

 つづけて、「7割は失敗する、という気持ちを頭に入れてピッチングしていけば。気持ちで負けちゃだめですよ」と、負けられないからこそ攻めていくことが大事だとまとめた。


☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』




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