渋野日向子686日ぶり涙のVに丸山茂樹「粘って、素晴らしい優勝」

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2021年10月24日 07:00  AERA dot.

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写真丸山茂樹
丸山茂樹
 ゴルファーの丸山茂樹さんは、久々に結果を残した渋野日向子選手に期待を寄せる。


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 国内女子ツアーの「スタンレーレディス」(10月8〜10日、静岡・東名CC)で、渋野日向子さん(22)が686日ぶりに優勝しました。日米通算5勝を挙げた2019年以来の優勝に、涙もありましたね。



 プレーオフに持ち込んで粘って、素晴らしい優勝だったと思います。彼女は大幅なスイング改造に取り組んで苦労してきました。改造したのがよかったのか悪かったのかってのはもう、彼女の中の満足度だけが指標ですよね。言えるのは今回優勝したから改造してよかったというのではなく、今回はまず、ファーストステップとしての証しをつくったということでしょう。


 あとはこのパフォーマンスが安定して続くかどうかですね。自分のスイング改造の決断が正解だったとみんなに示すには、もっと頑張らないといけないですね。2年前の全英女子オープンの優勝が衝撃的だったこともあって、渋野選手にかかってくる期待というのは、かなり大きいですから。ここからですね。


 国内男子ツアーの「ブリヂストンオープン」(10月7〜10日、千葉・袖ケ浦CC袖ケ浦コース)では28歳の杉山知靖がツアー初優勝を飾りました。この2、3年はいいところにきてたんで、非常にいいゴルフをする選手だなと思ってました。


 ここからが彼のゴルフ人生で大事になると思います。何でも一緒でしょうけど、何年も現場で地に足を着けて頑張るってことが大事なことなんで。突発的な優勝ってのは誰にでもありますし、言い方は失礼ですけど1回や2回勝てる人ってのは山ほどいるわけで。でも長年ツアーでビシッと頑張るってことの大切さをしっかりとかみしめて、飛躍していってほしいと思いますね。


 母子家庭で育って、お母さんに恩返しをという気持ちが強いみたいですね。まずはプロゴルファーとしていつも戦ってる姿を見せることで、お母さんは喜んでくれると思います。いい親孝行をしていってほしいと思いますね。



 さて、2年ぶりに米PGAツアーの「ZOZOチャンピオンシップ」(10月21〜24日、千葉・アコーディア習志野CC)が日本で開催されます! 前回の19年はタイガー・ウッズ(45)がツアー記録に並ぶ通算82勝目を挙げて、3打差の2位に松山英樹(29)。非常に盛り上がりました。テレビの解説のお仕事でうかがいますので、いまから楽しみで仕方ないです。


 米ツアーの主力選手がどれほど来るかは分からないですけど、僕は英樹以外の日本人選手にも十分チャンスがあると思います。これに優勝すれば一瞬で米ツアーにジョインできるわけですから、こんなチャンスはなかなかない。


 海外の選手もそうですけど、日本人選手にとくに、とくに頑張ってもらいたいです。人生を変える試合にしてほしい。日本人選手が上に来れば来るほど、解説にも熱が入ると思います。頑張ってもらいたいですね!


丸山茂樹(まるやま・しげき)/1969年9月12日、千葉県市川市生まれ。日本ツアー通算10賞。2000年から米ツアーに本格参戦し、3勝。02年に伊澤利光プロとのコンビでEMCゴルフワールドカップを制した。リオ五輪に続き東京五輪でもゴルフ日本代表監督を務めた。セガサミーホールディングス所属。

※週刊朝日  2021年10月29日号


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