「どのお客様も目の色が変わります」 押しちゃいけないボタンも押せる「1000のボタン」展示が大人気

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2021年10月24日 20:10  Jタウンネット

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写真「どのお客様も目の色が変わります」 押しちゃいけないボタンも押せる「1000のボタン」展示が大人気
「どのお客様も目の色が変わります」 押しちゃいけないボタンも押せる「1000のボタン」展示が大人気

幼い頃、バスの降車ボタンやエレベーターのボタンを無性に押したかった。

たまにバスに乗ると、小さな子供が「私が押すからママは押さないで!!」と、牽制しているのを見かけることもあり、どうやら記者だけではなく子供の習性のようなものらしい。

そんな「ボタン欲」を見事に突いた、ある工場の展示が、ツイッターで話題を集めている。

(写真は島田電機製作所の公式ツイッターより。以下同)
(写真は島田電機製作所の公式ツイッターより。以下同)

これは、エレベーターのボタン等をオーダーメイドで製造する専門メーカー「島田電機製作所」(八王子市)の公式ツイッターが、2021年10月20日に投稿した写真。

工場見学後の『1000のボタン』の様子、ちびっ子の「押せるボタンは全て押す」という決意が伝わってきてとてもいいです

と、呟いている。

どうやら、同社の工場内に、自由に押せるボタンが1000個も展示されているようだ。下のほうのボタンばかりが点滅しているのは、小さい子供が手の届く範囲だけを全て押したのだろう。

それにしても、1000個ものボタンが壁一面に並ぶ光景は圧巻だ。いったいなぜ、工場の中にこのような展示を?

Jタウンネット記者は22日、島田電気製作所を取材した。

思うぞんぶん押しまくれ!

いつ使うんだ...?
いつ使うんだ...?

同社では、「工場のぞきみ見学会」として、「モノづくり見学コース」「ボタン押しまくりコース」の2種類から選んで工場見学ができる。いずれも1時間程度のコースだ。

モノづくり見学コースは、

1, カフェでの説明
2, モノづくり見学
3, 1000のボタン
4, 展示室
5, 記念撮影

という順で施設をまわり、ボタン押しまくりコースは「2,モノづくり見学」がない代わりに「1000のボタン」を時間無制限で体験できる。

「1000のボタン」は同社オフィスの2階にある廊下全面を使った展示。取材に応じた総務担当者は、「『1000のボタンコーナー』を前にすると、どのお客様も目の色が変わります」と、語る。

「好きなエレベーターボタンを好きなだけ、思う存分押しまくれるコーナーです。
日本ではもちろん、世界中で使われているエレベーターボタンも使用しております。
普段はなかなか思うように押せないエレベーターボタンを、気のすむまで押すことができるので、工場見学の『大目玉』となっております」(総務担当者)

工場見学に訪れるのは、小学校低学年くらいの児童が多い。いちばん高いボタンは1.7メートルの高さにあるため、子供の身長ではまず届かない。

そのため、助走をつけて一生懸命ジャンプしたり、保護者に抱えてもらったりしながら押す子もいるそうだ。

「目を輝かせ、大はしゃぎをしながら無我夢中で押すお子様もいれば、ひたすら黙々と押すことだけに全集中を注ぎ、ひとつひとつエレベーターボタンを押す喜びをかみしめているお子様もいらっしゃいます。お子様の反応は様々ですが、どのお子様もエレベーターボタンを存分に堪能し、楽しんでいる様子が見受けられます」(総務担当者)

そうして、子供たちがめいっぱい楽しんだ結果が、ツイートされたような「下の方のボタンがすべて押されている」状態というわけだ。

実はファンが多い「エレベーターのボタン」

同社のボタンキーホルダーもオンラインで販売中
同社のボタンキーホルダーもオンラインで販売中

「1000のボタン」は20年1月、同社オフィスのリニューアルに合わせて企画され、同年夏ごろに設置された。その誕生の理由について、総務担当者はこう語る。

「エレベーターのボタンが好きな方は意外とたくさんいます。
特にお子様を持つ保護者の方からは、エレベーターのボタンからなかなか離れないことが悩みであるということを聞きました。
そこで、弊社の特色を活かしながら、何かインパクトのある展示ができないかと考え、『1000のボタン』を企画いたしました」

たしかに、本物のエレベーターでボタンを全部押してしまったら大変だ。

「1000のボタン」のお陰で、エレベーターのボタンが大好きな子供たちも「ボタン欲」をぞんぶんに満たせるわけである。

現在、同社の工場見学は来年6月まで予約が埋まっているという大人気ぶり。

エレベーターのボタンが大好きな子供はもちろん、ひそかにボタン欲を我慢している大人も、「1000のボタン」で思うぞんぶん押しまくってみては。

※小学生以下の子供は保護者の同伴が必要。

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