ヤクルト高津監督「勝ててホッと」先発の原樹理「チームが勝てば」

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2021年10月24日 23:04  ベースボールキング

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ヤクルト・原樹理
◆ 原樹理が今季3勝目&3打点

 優勝マジック「3」から足踏み状態が続いていたヤクルトが24日、神宮球場で巨人と対戦し、6−4で勝利した。

 ヤクルトは4回裏、内野安打や四球などを絡めて無死満塁とすると、4番の村上宗隆が「とにかくランナーを還す気持ちで。大振りせずコンパクトに打ちました」と振り返ったライト前への適時打で先制。

 さらに続く5番のサンタナが1-2と追い込まれながらも「なんとか食らいついて打てた」と、センターへしぶとく打ち返し、これが2点適時打になった。

 先発の原樹理は5回1/3を投げて5安打3失点。4回の打席では自らのバットで3打点を挙げたが、「チームが勝てば自分のことは何でもいい」と力を振り絞り、今季3勝目を手にした。

 デーゲームで阪神が広島に勝ち、重圧もかかる中、自力でマジックを「2」まで減らしたヤクルト。高津臣吾監督は「勝ててホッとしています」と、胸をなでおろした。

 最短優勝は26日。苦しんだ先にまた光が見えてきた。6年ぶりの歓喜の瞬間はもうすぐだ。

取材・文=別府勉(べっぷ・つとむ)

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