ロッテ・田村が4戦ぶり先発で殊勲打 岩本氏「監督の狙いの一つだと思う」

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2021年10月25日 08:04  ベースボールキング

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ロッテ・田村龍弘
◆ ライバル出現に火が点いた!?

 ロッテの田村龍弘選手(27)が24日、本拠地での日本ハム戦に「9番・捕手」で自身4試合ぶりに先発出場。先制打を含む2安打1打点をマークするなど、攻守両面の活躍でチームを勝利に導いた。

 両軍スコアレスの5回、一死一塁の場面で相手先発・立野和明のスプリットを左中間最深部へ運ぶと、一走・藤岡裕大が先制のホームイン。田村の一打が均衡を破る殊勲打となり、守りでも石川歩を8回無失点に導く好リードで存在感を示した。

 24日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した江本孟紀さんは「バッテリー(の相性)が合っているんじゃないか。“キャッチャーのリード”とよく言われますけど、組み立ても含めて野手も守りやすくなるし、流れが非常に良い感じ」と3戦連続コンビで3連勝となった石川&田村のバッテリーに言及し、「バッティングでもキャッチャーは貢献しないと、ただ受けるだけじゃだめなんでね、そういう意味では今日はいいヒットを打ったと思いますよ」と、打撃でもアピールした田村の働きを評価した。

 シーズン途中にトレード加入した加藤匠馬とのポジション争いも意識していたのか、試合後のヒーローインタビューでは「週に1回くらいしか出てないので、凄い緊張しました」と観客の笑いを誘い、「バッティングの方でもアピールしたいなと思っていたので気合い入ってました」と語るなど、言葉の節々に出場意欲を滲ませた。

 番組に出演した笘篠賢治さんは「“もっと使ってくれよ”と遠回しに言ってますけど、ただ自分が与えられた出番のときに『忘れられたくない』、『出番を増やしたい』という気持ち」と、お立ち台での発言についてコメント。

 後半戦は56試合中43試合で加藤がスタメンマスクを被り、田村は出場機会を大きく減らしているが、番組MCを務めた岩本勉さんは「井口監督の狙いの一つだと思うんですよね。田村がレギュラーとしてずっと出ていたじゃないですか。そこで、もうひとつ野球人生のなかでピリッと自分にプレッシャーを感じるんだ、というような起用法にも見えたりするんですよ」と、ロッテの捕手起用の背景を推察した。

 また、笘篠さんは「加藤という捕手が入ってきたのも相当刺激になっていると思いますし、高いレベルの中で争いながら、試合に出たときには結果を出さなきゃいけないのがこの世界なので。まだ痺れるゲームが続きますから大変ですけど頑張ってもらいたいですね」と田村にエールを送っていた。

 24日終了時点でロッテの優勝マジックは「3」。レギュラーシーズン残り4試合とクライマックスシリーズでは誰が“扇の要”を務めるのか。優勝争いの行方とともに、今後の捕手起用にも注目だ。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』

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