スギちゃん「エッ、謹慎?」松尾「ネットニュースで見たろ!」元ザブングル・松尾陽介の 『男40代、このままでいいのか対談』#1 ゲスト/スギちゃん

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2021年10月25日 13:01  週プレNEWS

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写真40代、これでいいのか?について語ったスギちゃん(左)と松尾陽介
40代、これでいいのか?について語ったスギちゃん(左)と松尾陽介


加藤歩とのコンビ「ザブングル」で芸人として活動し、2021年に引退した松尾陽介の対談シリーズがスタート。対談のテーマは「40代からのセカンドキャリア」について。40代ならではの仕事や家庭、健康の悩みから、今後の人生の歩み方を考える。

1人目のゲストは、ピン芸人のスギちゃん。「ワイルドキャラ」でブレイクしたスギちゃんは、生き方もワイルドなのか? 松尾陽介45歳とスギちゃん48歳、ゴリゴリの中年同士の対談はどうなる? (全3回の1回目)

【画像】対談をするふたり

■40代になって、考える未来。

スギちゃん うれしいよ、再会できて。

松尾 お久しぶりですもんね。

スギちゃん 引退のニュース見て、会いたいなと思ってたけど。

松尾 そもそも名古屋よしもと時代からの付き合いですからね。杉山さん(スギちゃん)が僕の3年先輩で。

スギちゃん 俺がスピードワゴンと同期だからね。松尾とはもう何年来の付き合い?

松尾 僕がお笑い始めた時にもういらしたということは、僕の芸歴分の付き合いです。24年ですよ。僕、辞めてからまだ会えてない人多いんですよ。だから僕に聞いてみたいこととかもあるだろうなと思って。

スギちゃん それはないけど。

松尾 あるでしょう(笑)。急に辞めたんですよ、なんかありそうじゃないですか。

スギちゃん いざ聞いてみようと思ったけど、ないんだよね(笑)。

松尾 ビックリはしたでしょう?

スギちゃん ビックリはした。でも、聞くまでもないかなって。

松尾 これから何するのかなとか、気になるでしょう。

スギちゃん 全然。ネットニュース見てれば出てくるし(笑)。

松尾 電話のひとつもかけてこなかったですもんね。

スギちゃん なんか聞きにくいというか。「辞めるなよ」と言うのもおかしいと俺は思ってたんだよ。

松尾 確かにね。


スギちゃん 「辞めるな」ってそんな身勝手なことはよう言わんかなって。いろいろ考えてたのかなというのも感じてたし。会社(松尾が代表取締役を務める会社「(株)OMATSURI」。芸人のセカンドキャリアを支援するなどの事業を行う)をやるっていうから、それも松尾には向いてるかなと思った。

松尾 そもそもテレビ的には、キャラ強いわけでもないんでね。

スギちゃん 人当たりもいいし仲間も多いだろうから、何となく見えたなっていうのはあった。だから電話しなかったの、なるほどなと思って。

松尾 ああ、そうか。

スギちゃん でも辞めようと思ったのは何? 芸人でもやっていけるわけじゃん。

松尾 自分でも辞めると思ってなかったです。2、3年ぐらい前までは。

スギちゃん 急に辞めようと思った理由を教えてよ。

松尾 いろいろゴタゴタがあったのがきっかけではあるんですけど。

スギちゃん ゴタゴタ? 何?

松尾 いや、知ってるでしょ(笑)。謹慎とかいろいろあったんで。

スギちゃん エッ、謹慎?

松尾 それこそネットニュースで見たろ(笑)。あの時、いろいろ考えるきっかけになって。

スギちゃん 芸人を続けていいのか、ということ?

松尾 例えば70歳まで芸人続けてたとして「俺、食っていけるか?」と思ったんですよ。

スギちゃん 70歳なんて別によくない? 食っていけなくても。

松尾 逆に聞きたいですよ、もう安泰ですか? スギちゃんで。

スギちゃん 不安もあるけど、不安がっても意味ないし。俺、将来見えないから。その時に直面しないと分からない。

松尾 例えば20代だと、何でもできたじゃないですか。ストリートライブで投げ銭もらってでも食っていけたら楽しいなとか。僕は今年45歳なんですよ。今、急に風呂なしの家に住めないじゃないですか。昔は風呂なんかなくても4畳半1間ありゃ、と思ってたんですけど。

スギちゃん 風呂なしでも別に、体拭くやつとか最近いいやつあるから。

松尾 そういうことじゃないですよ(笑)。杉山さんは家族を養ってるじゃないですか。それ考えた時無理でしょう、4畳半1間は。

スギちゃん いや逆に俺、家族ができたことによって心に余裕ができたね。1人じゃないっていう。

松尾 おお〜。ということは?

スギちゃん 子ども2人いるし、4人で何とかやっていけるんじゃない? 困れば誰かが補佐して、というふうにできるんじゃないかと思ったから。家族のありがたみというか。

松尾 なるほど。逆にそれで踏みとどまれて、一生芸人でいこうという気持ちにもなれたということですか?

スギちゃん そうそう。

松尾 僕が独り身だからなのかな? 将来の不安と、辞めたほうがうまくいきそうな気がしたというのがあるんです。


スギちゃん 松尾に新しい道が見えたんだったら正解だと思うよ。俺は見えないもん。

松尾 今の40代、50代の芸人さんの中でも「今後どうするのかな?」みたいな人もいるじゃないですか。でも、杉山さん自体はそういう不安はないんですね。

スギちゃん 全然ない。前は波があっても、さざ波の人生だったのね。いい時でもちょびっとしか上がらない。

松尾 そうですね。でも芸能のすごいところが、売れると大波が来ますもんね。

スギちゃん そう! 1回大波が来たから「あれっ、まだ来るかも」って思い続けてて......今すごい落ちてるよ。

松尾 いやいや(笑)。

スギちゃん 落ちてるんだけど、上がった分下がってるだけだから。バンジージャンプと一緒で、また上がれそうな気がするの。

松尾 バンジージャンプは、元いたとこまで上がんないすよ(笑)。

スギちゃん 今までは湧きにくかったけど、そんなイメージが湧くというか。

松尾 自分でそう思えるんだったらいいですね。でも、やっぱり将来のこと考えません? 正直言うと20代、30代の頃はあんまり考えてなかったんですよ。

スギちゃん 俺だって考えてなかったよ。20代、30代なんて「売れたらいいな」くらいで。「売れなかったら、野垂れ死ねばいいか」ぐらいの感じ。

松尾 杉山さん結婚はいくつですか?

スギちゃん 37歳でブレイクだから......。

松尾 ブレイクって自分で言うんですか、恥ずかしくないですか?

スギちゃん 37歳で、みんなが認める大ブレイク(笑)。今48歳で、結婚6周年をこの前迎えて、だから42歳で結婚か。

松尾 人生観というか、生活もかわるでしょう。

スギちゃん 変わるね。家族のことを考えながら生きていくから、発言もすげえ変わった。それで世間の人たちが「家族を持って丸くなっちゃったな。でも、家族とのやり取りもいいな」みたいになったら、それでいいじゃん。またちょっと違う道が開けたりする。

松尾 確かに。それは芸人「スギちゃん」の未来っていうことですもんね。

スギちゃん そう。芸人を辞めちゃったら何もない、ただのおじいちゃん。だから辞められないの。

松尾 それを胸張って言えるなら、それは続けるべきですよね。

(2回目の記事へ続く

★この対談の様子は、前編を週刊プレイボーイの公式YouTubeチャンネル、後編をOMATSURIチャンネルで配信中!

■松尾陽介(まつお・ようすけ) 
1977年1月28日生まれ。1999年に加藤歩と「ザブングル」を結成。『アメトーーク!』の「運動神経悪い芸人」では「ガチ王」「水神さま」の異名を持つ。2021年に芸人を引退。現在は(株)OMATSURIの代表取締役社長

■スギちゃん 
1973年8月24日生まれ。1995年に芸人としてデビュー。その後、「メカドック」というコンビを経て、2008年よりピン芸人として活動。2010年に「ワイルドだろ〜」のフレーズで「みんなが認める大ブレイク」を果たす

撮影/関根弘康

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