オリックス・山本由伸が完封! 紅林が田中将から2安打2打点で白星締め

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2021年10月25日 22:34  ベースボールキング

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紅林の適時打で追加点を奪い、ガッツポーズするオリックス・山本
● 楽天 0 − 4 オリックス ○
<25回戦・楽天生命>

 オリックスが今季最終戦を白星で終え、マジックを点灯させているロッテにプレッシャーをかけることに成功した。

 オリックスは目下14連勝中の山本由伸が中8日で先発登板。初回から155キロを連発して打者を圧倒すると、2回、5回、6回と先頭打者を塁に出しながらも要所を締め、6回には二死二塁から三遊間に打たれたゴロを遊撃手・紅林弘太郎が強肩を生かしてアウトにするなど、バックもエースを援護した。

 一方の打線は、楽天の先発・田中将大に苦しめられながらも、5回二死二塁から紅林がスプリットに食らいついて三遊間に運ぶと、ボールはしぶとく三遊間を破り、二塁走者のT−岡田が生還して先制。7回にもヒットと相手守備の乱れから二死一、三塁の好機を作り、再び紅林がライト前にポトリと落ちる右安打を放って2点目を奪った。

 さらに9回には一死二、三塁から2ランスクイーズを決めてリードを広げると、9回のマウンドに上がった山本が122球、被安打4、与四球1という内容で三塁を踏ませず今季4度目の完封勝利。球団新記録となる15連勝で今季18勝目(5敗)を手にした。

 試合後、お立ち台に上がった右腕は「とにかく勝つことだけを考えて思い切り腕を振りました」と試合を振り返り、田中将大との投げ合いに「すごくワクワクしていた」とコメント。その中でも平静を保ち、「試合前のブルペンからボールがけっこう走っていたので自信をもって腕を触れた」と手応えを口にした。

 また、投手4冠という状況にも、「いろんな方にサポートしていただいて、自分の実力以上の数字」と周囲への感謝を忘れず、25年ぶりのリーグ制覇に向けては「結果待ちという形にはなりましたけど、最後は信じて僕も待とうと思います」と語り、「また、ここから熱い戦いをしようと思います」と、ポストシーズンを見据えた。

 同日の試合でロッテが敗れたため、マジックは「3」のまま変わらず。残り3試合を残すロッテが2勝1分け以下の結果でシーズンを終えると、オリックスの25年ぶりとなるリーグ制覇が決定する。


【動画】山本由伸の“神投球”

このニュースに関するつぶやき

  • オリックスは、大黒柱の山本由伸投手がいるから、ヤッパリ強いわ。強すぎますわ。あとは、ロッテの結果を待つのみですね。
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