7年で5度の日本一!鷹・工藤政権に幕…大矢氏「切り替えがとも大変だったと思う」

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2021年10月26日 07:22  ベースボールキング

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ベースボールキング

ソフトバンク・工藤監督
◆ 最終戦ではプロ2年目・柳町が躍動

 ソフトバンクが今季最終戦で15得点を奪って大勝。今季限りでの退任が決まっている工藤公康監督に餞の白星を捧げることに成功した。

 先発の千賀滉大が先制点を与えたものの、打線がロッテ守備陣の失策を足がかりに先発の美馬学を攻略。積極的な打撃で2回に一挙7点を奪うと、その後も打線が加点し続け、9回までに20安打を放ち、スコアボードに「15」という数字を刻んだ。

 25日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』では今季のソフトバンクを振り返り、解説を務めた大矢明彦さんは「苦しかったと思う」と一言。さらに、「一気に若手に切り替えないといけないチームになってしまった。そういうシーズンだったと思う。故障者がけっこう出たので、その切り替えがとても大変だった」と、シーズンを通して主力が揃わなかったチーム事情を思いやった。

 また、同じく解説を務めた野村弘樹さんは「これだけ日本一になっていても、毎年故障者が出ていた。その中で誰かが穴を埋めて、層の厚さがすごいからソフトバンクはいけるんじゃないかという中で、今年は成績を見ても、ほぼほぼトップクラスの中で勝てていない」と指摘。チーム成績は各項目で上位に位置しながらのBクラスに「勝ちゲームを落としたり、もうひとつふたつ取れていればというところで勝ちきれなくて、こういう形になり、悔しかったと思う」と、その胸中を慮った。

 一方で、この試合に「9番・右翼」で先発したプロ2年目の柳町達が躍動。プロ初本塁打を含む4打数3安打2打点の活躍に、大矢さんは「これだけ若手を使って一軍のゲームの雰囲気などを伝えていった。これが来シーズンに繋がっていかないといけない」と述べ、来季に向けては「スタメンに何人出てくるのか、それをどう使うのかというところ」と、若手の台頭と、その起用法に期待を寄せた。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』


【動画】名将への感謝と敬意

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