「深夜、自転車で追いかけてくる酔っ払い。恐怖でうまく逃げられない中、そいつがどんどん近づいてきて...」(愛知県・40代女性)

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2021年10月26日 11:10  Jタウンネット

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写真「深夜、自転車で追いかけてくる酔っ払い。恐怖でうまく逃げられない中、そいつがどんどん近づいてきて...」(愛知県・40代女性)
「深夜、自転車で追いかけてくる酔っ払い。恐怖でうまく逃げられない中、そいつがどんどん近づいてきて...」(愛知県・40代女性)

夜道で不審者に遭遇したとき、あなたならどうするだろうか。

近くに駆け込めるお店などがあればいいが、そういう場合に限ってなかなか見当たらない。

愛知県在住の読者・Fさん(40代女性)から、そんな怖い思いをしたときの体験談が届いた。

夜道で...(画像はイメージ)
夜道で...(画像はイメージ)

それはFさんが高校生のとき。ある日のバイト終わりについつい話し込んでしまい、気づけば深夜になってしまったという。

電灯がついているだけの暗い夜道でひとり、自転車を走らせて家路を急ぐ彼女。そんな中、向かい側から、1台の自転車がヨロヨロとやってきていた。

すれ違いざま、その自転車の持ち主はFさんを見てニヤニヤ。しばらく走ってから振り返ると、なんとその人は自転車の向きを変えて、彼女を追いかけてきていて――彼女はとっさに、ある人に助けを求めた。

深夜の帰り道、向かい側からやってきたのは

もう、30年前の話になります。

当時私は高校生で、バイト先の気になる人と仕事終わり二人で話込んでしまい、気が付けば深夜の2時になっていました。

相手の方は、「送っていくよ」と言ってくれましたが、丁重に断って一人で帰ることに。

遅くなってしまったことを親にどうやって言い訳をしようか考えながら、電灯は付いているものの車や人は全くいない夜道を自転車で走っていたところ......。

遠くの方から、ノロノロと蛇行運転で自転車を運転してこちらに向かってくる人が見えました。

こちらに向かって...(画像はイメージ)
こちらに向かって...(画像はイメージ)

深夜でもあり、怖かったので、すれ違いざまにちらりと見ると明らかに酒に酔っている様子で、ニヤニヤと舐めるようにこちらを見ているのが確認できました。

それから少し走って距離を取り、恐る恐る振り返ると......なんとその人は自転車の向きを変え、こちらに走ってきていたのです。

ガクガクと震える足で、私は...

それを見たときの恐怖は今でも忘れられません。

少し走れば交番があることを思い出した私は、必死で立ち漕ぎをして交番に駆け込みました。

しかし、まさかの不在の札。仕方なく交番から出ると、先ほどの人が急いでこちらへ自転車を漕いでいるのが見えました。

私は、恐怖のせいか、自転車の立ち漕ぎのせいか、足がガクガクと震えてしまい、力が入りません。

「どうしよう」と泣きそうになっているところで、ちょうど信号待ちをしている大型のトラックが見えました。

大型トラックの姿が見えた(画像はイメージ)
大型トラックの姿が見えた(画像はイメージ)
「大型トラックの運転手に悪い人はいない」

母からそう聞かされていた私は、自転車をその場に放置して、大型トラックの運転席の方へ走りました。

「助けてください!」

トラックのドアを叩き、必死に頼むと、窓が開きました。

「どしたー?」

運転手さんがそう聞いてくれたので、私は必死に「あの人が追いかけてくる」とか「怖い」とか、そんなことを伝えました。

その間に、追いかけてきた人は、自転車の向きを変え、元の進行方向へと去っていきました。

運転手さんはそのまま、私を助手席に、放置していた自転車を後ろの荷台に乗せてくれました。

そして、安心して泣きじゃくる私に、こう言いました。

「家はどこ? 送ってあげるから」

「じゃあもうこんなことがないようにな」

それから家に着くまでの、ほんの少しの時間ではありましたが運転手さんは、

「こんな時間にほっつき歩いてるのも悪い」

とも叱ってくれました。

「じゃあもうこんなことがないようにな」

自宅へ着き、家の前で自転車をおろしてから、運転手さんはそう言って去っていかれました。

そのこと母に話すとお礼を言うからどこの運送会社か、など聞かれましたが、当然そんなことは分からず、そのままになってしまいました。

あの時の恐怖も忘れませんが あの時の運転手さんのおかげで私は危険な状況から救われました。泣く私を叱ってくれたことも、送ってくれたことも、すべてに感謝しています。

この出来事は忘れることが出来ません。

「あの時の運転手さん。本当に、本当に、ありがとうございました」

誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!

夜道で不審者に追われ、必死の思いで逃げていたFさん。頼みの綱だった交番にも人がおらず、助けてくれた運転手がいなければ、逃げ切ることはできなかったかもしれない。

Jタウンネットでは読者の皆様の「『ありがとう』と伝えたいエピソード」を募集している。

自分を救ってくれた誰かに伝えたい「ありがとう」がある人はぜひその時の話を聞かせてほしい。

読者投稿フォームもしくは公式ツイッターのダイレクトメッセージ、メール(toko@j-town.net)から、エピソードを体験した時期・場所、具体的な内容(どんな風に親切にしてもらったのか、どんなことで助かったのかなど、500文字程度〜)、あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別、職業を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。

(※なお本コラムでは、プライバシー配慮などのため、いただいた体験談の一部を改変している場合があります。あらかじめご了承ください)

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