【登坂淳一さん・第2回】「僕たち夫婦にとって不妊治療は大切な経験になりました」

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2021年10月26日 14:31  ママスタジアム

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長年NHKアナウンサーとして活躍し、現在はフリーアナウンサー、YouTuber、TikTokerとして活躍している登坂淳一さん。以前ママスタの取材で、不妊治療をしていたことについて男性の立場から本音を語ってくれました。今回は、登坂さんに不妊治療を経て出産に至ったこと、奥様との関係、現在5カ月になる娘さんとのことについてお話を伺いました。登坂パパ流、子どもの寝かしつけ方なども聞いてきました!

流産、不妊治療を経て出会えた大切な娘



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――登坂さんご夫婦は、流産、不妊治療を経てのお子さん誕生となりましたが、今の気持ちをお聞かせください。

登坂淳一さん(以下、登坂):僕たち夫婦にとって不妊治療は大切な経験になりました。というのも不妊治療をしたことによって、とても素晴らしいドクターに会うことができました。また今こうして娘も無事に誕生しました。

――むしろ大切な経験になったという感じでしょうか?

登坂:そうですね。学びが多かったです。夫婦で一緒に病院に通い、不妊治療だけじゃなく、出産後の生活、子どものお世話の仕方など、いろいろなことを学びました。不妊治療をしているときも、子育てをしている今も、夫婦2人で一緒にやることが大切だと思ってやってきました。むしろ不妊治療の経験が、今の子育てにも役立っているなと感じることもあります。

妻の妊娠中、とくだん悩みがあったわけではないのですが、一度流産を経験していることもあり、出産するまでの緊張感というのは常にありました。生まれてくるまで心配ですよね。そういった意味でも、今回無事に娘が誕生したことは、本当に嬉しかったです。

産後は娘のことだけではなく妻にも気配り


――出産後、産後うつになる女性もいます。奥様の様子はいかがでしたか?

登坂:おかげさまで、すこぶる元気でした(笑)。出産の際に、妻が無痛分娩を選んだこともあり、体力の回復は比較的早かったと思います。産後うつの話を聞いていたので、僕も気を付けて妻の様子を見たのですが、大丈夫そうでした。

――登坂さんとのコミュニケーションがしっかりとれていたことも大きかったかなと思います。

登坂:そうですね。産後は娘のことだけじゃなく妻のことも気配りしていました。たとえば、朝起きて「よく眠れましたか?」「食欲はありますか?」「気分はいいですか?」と聞いていましたね。しっかり睡眠がとれると、体力も回復するから大事ですね。

――誰かが自分のことを気にかけてくれるのは嬉しいと思います。

登坂:そうなんですよね。最初は僕が妻に尋ねていたのですが、次第に妻自身も自分で自分の体調を気にかけるようになってきて、よかったなと思います。

――逆に、奥様が朝起きたら登坂さんに聞いていたことってありますか?

登坂:
朝僕が先に起きて娘のおむつを替えていると、「何時くらいに起きた?」「おしっこの量は?」「ミルクは飲んだ?」など、娘のことを聞かれますね。

週1回の買い物が夫婦にとって楽しみの時間


――登坂さんから見て、奥様が大変そうだなと思うときはどんなときですか?

登坂:娘を連れて買い物に行かなければいけないときですかね。たとえば、スーパーに行く際、ベビーカーを押しながら買い物かごを持つのは相当大変ですよね。だから、できるだけ買い物に行くときは妻と一緒に行くようにしています。

――買い物はいつも2人で行かれるんですか?

登坂:一緒に行きます。というのも、僕も妻も食べることが大好きなんですよ。一緒にスーパーに行き「今週は何を作ろうか」と話すのも楽しいんですよね。それに、娘もスーパーに行くととても楽しそうにしています。真っ赤なトマトを娘に見せて「赤いのはトマトだよ」と話しかけると、じっと見ています。買い物も、まとめて買うため週1回行く程度なので、それほど大変ではないし、むしろ楽しい時間です。
僕たちは、食べることを楽しむこと。これを人生の中で大切にしているので、スーパーに行く時間も楽しみの1つなんですよ。

おなかも心も満足したらスッと寝てくれる



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――奥様から言われて嬉しかったことはありますか?

登坂:妻がよく言うのは、面倒くさがらないのがいい、ということ。
「あなたのいいところは、子育てに対しても私に対しても、面倒くさいというのが一切ないこと。娘のおむつを替えてあげてと頼んでも、面倒くさそうにやるとか、今別のことをやっているから、とは言わない。面倒くさがることが一切ないから、それがすごくありがたい」。そんなふうに言ってくれます。

「面倒くさいな」と思うと、そのまま何もしたくなくなりそうなので、気をつけています。あとは、手間を惜しまない。たとえば、ミルクをあげてげっぷをさせてあげる。それでやることは終わりなんですが、抱っこしてあやしてあげる。そうすると娘はすごく気分よくなってくれるんですね。

抱っこしないで、ミルクを飲んだからと思ってすぐに寝かそうとすると、寝そうで寝なかったり、あるいは飲んだミルクを全部吐いてしまったりします。
そうならないためにも、娘の気分がよくなるようにあやしてあげる。それから寝かしつける。結果的に娘は早く寝るし、僕も自分の時間が取れます。

――登坂さんが娘さんの相手をしてあげて、娘さんも満足したからこそ疲れてすぐに眠るのかもしれませんね。


登坂:そうだと嬉しいです。


(編集後記)

「娘は夜しっかり寝てくれて助かります」。1回目のインタビューでそう語っていた登坂さん。「登坂さんの娘さんはよく寝るタイプでうらやましい」と感じたママもいたのではないでしょうか。今回、登坂さんに詳しく話を聞いたところ「眠る前におなかを満たしてあげると同時に、たくさん遊んで心も満足してあげる」ということに気を配っていたことがわかりました。「夜、赤ちゃんがなかなか寝ない」と困っているママ、忙しい手を止めて、ほんのちょっと赤ちゃんと向き合ってあげる時間を作ってみるのもいいかもしれませんね。

取材、文・間野由利子 編集・山内ウェンディ

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