インディカー初テストを終えたヒュルケンベルグ。マシンは“ステアリングモンスター”

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2021年10月27日 02:30  AUTOSPORT web

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アロウ・マクラーレンSPからインディカー初テストを行ったニコ・ヒュルケンベルグ
25日にアロウ・マクラーレンSPからインディカー初テストを行ったニコ・ヒュルケンベルグ。テストを楽しんだ彼は、インディカーマシンを、とても体力を使う“ステアリングモンスター”と表現している。

 2021年はアストンマーティンF1のリザーブドライバーを務めているヒュルケンベルグ。F1のシートに見切りをつけ、来季を模索している彼は、アロウ・マクラーレンSPからインディカー初テストのチャンスをゲット。25日にバーバー・モータースポーツパークでテストに挑んだ。

 オープンホイールカーのコクピットには、昨年のニュルブルクリンクで開催されたF1第11戦アイフェルGP以来だったヒュルケンベルグは、バーバー・モータースポーツパークで約100周を走行しテストを終えた。


「レーシングカーは一年ぶりだ。でも、とても素晴らしかったよ。明らかにF1カーとはかなり違く、全体のフィーリングや経験、サウンド、シートの位置、すべてが異なっている」

「それに頭を悩まさなければならなかったけど、よく成功した日だった思うよ。今日、ここで機会を得られてうれしいね。とても楽しかった」とヒュルケンベルグ。F1との違いに最初は苦しんだようだ。

「午前中は確かに違和感があった。エアロスクリーンもあって、空気もあまり入らず、午前中はトラブルもあった。フィジカル的に言えば、クルマの中で心地よさを感じるのはかなり難しくトリッキーだったよ」

「ランチタイムまでには、少し進歩したように感じたし、よりハマった感じがした。それからラップタイムもパフォーマンスも始まったね」

「間違いなくジムに行く必要があるね。インディカーマシンがステアリングモンスターであることを確認したよ。体験すると違いがわかるが、ステアリングの負荷はかなり印象的で、非常に思い。F1ほど極端ではないけど、Gもあって、スタアリングの負荷と組み合わされとてもフィジカルが必要なクルマになっている」とパワーステアリングがないインディカーマシンに驚いている。

 インディカーとF1のマシンの違いを感じたヒュルケンベルグだが、作業アプローチは似たものを感じている。

「とてもプロフェッショナルだね。かなりF1スタイルだと思う。ピットウォールやスタッフの違いはあるけれど、どのように機能して、何について話すのか、すべての点でF1と非常によく似ているよ」とヒュルケンベルグ。

 2022年中に3台体制にすることも検討しているというアロウ・マクラーレンSP。ヒュルケンベルグが3台目のステアリングを握り、インディカー・デビューを果たすことになるのだろうか?

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