眞子さまは一般国民と同じではなく「準公人」 結婚後も品格保持に努めて

7

2021年10月27日 08:00  AERA dot.

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

AERA dot.

写真結婚し、記者会見をする小室圭さんと眞子さん(代表撮影) (c)朝日新聞社
結婚し、記者会見をする小室圭さんと眞子さん(代表撮影) (c)朝日新聞社
 小室圭さんと結婚して、皇籍を離脱する眞子さま。京都産業大学の名誉教授、所功さんは、結婚後も「品格保持に努めてほしい」と願っているという。


【写真】あっ、カモを落としちゃった!大慌ての眞子さま
*  *  *


 眞子さまと小室圭さんがご結婚されることはおめでたい、というほかありません。


 ただ、心からお祝いを申し上げることには少し躊躇します。とはいえ、このご結婚が注目されることは、意味があると考えています。この機会に、眞子さまだけでなく、今後の皇室のあり方への本質的な見直しもできるからです。


 眞子さまは宮家に生まれて育たれた、皇族身分の「純公人」として「品格保持」に努めてこられました。とくに大学卒業のころから多様な公務に尽くされてきたことには、感謝を申し上げたいと思います。


 しかし、このたびのご結婚は、「朝見の儀」など古来の儀式を執り行われないとお聞きします。長い皇室の歴史のなかで続けられてきた儀式は、単に形式を表すだけでなく、その時々の節目を大切にして行われてきたのです。そこには形にこめた「こころ」があり、それを受け継ぐことが伝統だと思います。


 かつて古代から中世まで伊勢の斎宮に「斎王」という聖女が朝廷から派遣されていました。斎王とは、皇室の祖神と伝えられる天照大神に仕え、国の平安を祈りながら日々を慎む未婚の皇族女子です。この斎王は、天皇が即位されると、占いで選ばれ、身を清めてから伊勢へ旅立ちました。




 その際、皇居で最も重要な御殿の行われる「斎王発遣の儀」において、天皇が斎王の額髪に「別れの小櫛」を挿し、「京の方に赴きたまふな」と言い渡されたのです。


 これは、斎王が伊勢へ赴任したら再び都へ戻らないで大神に奉仕する覚悟を固める「こころ」の儀式だとみられます。皇室から離れるには、それほどの心構えが必要なのです。


 朝見の儀は、ご結婚を宮中三殿の神々に奉告して、天皇、皇后両陛下から祝福のお言葉を承る儀式であり、それによって結婚のもつ重い意義を心に刻むことになると思われます。


 このたび眞子さまが一時金を辞退して結婚に突き進まれても、「公人」の皇族から一般の国民と同じ「私人」になるわけではありません。前皇族は皇籍から出ても「準公人」として「品位保持」に努められるように、一時金を出すことが「皇室経済法」に定められています。今回いろいろな配慮から、それを辞退されました。


 しかし今後も「準公人」であることを自覚して品位の保持に努め、他の前皇族と同様に皇室とのお付き合いもできるようになられることを、一国民として切に願っております。


(本誌・鮎川哲也)


※26日より前に取材しました。敬称などは取材時のままです。

※週刊朝日  2021年11月5日号


このニュースに関するつぶやき

  • その自覚が皆無だから、義務を免除して権利を剥奪しろと言ってる。義務が割に合わないから皇太子妃捜しが難航した。権利意識しかない特権階級には甘い汁を吸いたい悪い虫がすぐに付く。
    • イイネ!0
    • コメント 0件
  • これからも夫婦で皇室パワーを使うでしょう。
    • イイネ!14
    • コメント 1件

つぶやき一覧へ(4件)

前日のランキングへ

ニュース設定