小室眞子さんの笑顔なき結婚会見に「かわいそう」国民感情を二分した“雑誌協会質問”

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2021年10月27日 16:50  週刊女性PRIME

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週刊女性PRIME

2021年10月26日、結婚記者会見に出席した小室眞子さん

「少しでも印象よく見せようとしたのか、時折笑みを浮かべて原稿を読み上げる圭さんの一方で、真っ直ぐ前を見据えて淡々と、時に強い口調になっていた眞子さん。それでも自分が読み終えると、“次はアナタの番よ!”とばかりに隣の夫に目配せする姿に、夫婦の力関係が垣間見えた気がします(苦笑)。

 それにしても違和感アリアリだったのが、これが本当に結婚会見だったのかということ。幸せ絶頂にいるはずの新婦にあまりにも笑顔がなかった……」

 10月26日、婚姻届が受理された後に都内のホテルで結婚記者会見を開いた小室圭さんと眞子さん。しかし、冒頭で情報番組ディレクターが感想を述べたように、おめでたい雰囲気は感じられずにピリピリした空気に包まれていた様子は、テレビ画面を通しても十分すぎるほどに伝わってきた。

 この日の午前中、長年暮らした赤坂御用地の秋篠宮邸を発つ前に、秋篠宮ご夫妻と佳子さまに見送られた眞子さん。最後に姉妹がハグする姿に心打たれた国民も多かったことだろう。

「皇族としてでなく、ありのままの姉妹の姿にネット上では“泣ける”“切ない”などの声とともに、“おめでとう”“お幸せに”と祝福する声も多く見受けられました。小室家の“借金問題”が表面化して以降は、結婚反対や破談を声高に叫ぶ“反対派”ばかりが目立っていましたが、実際には眞子さんの“味方”もいたということでしょう」(ネットニュース編集者)

結婚賛成が6割を超える現状

 結婚直前に実施されたANN(テレビ朝日系グループ)の世論調査によると、結婚を「お祝いしたいと思う」が61%に上り、「思わない」の24%を大きく上回ったとしている。他媒体の調査でも同様に、眞子さんらを応援する肯定派が反対派を上回っている現状がある。

 前出のディレクターは「局としてこれを無視するわけにはいかない」と、番組制作における事情を明かす。

「言い換えれば、“大多数の視聴者が2人の結婚を認めている”とも言えるわけで、ならば応援する内容に傾くのは自然のこと。その方がより視聴率が見込めます。

 もちろん、週刊誌で報じられてきた佳代さんの遺族年金不正受給疑惑などの金銭トラブルはインパクトが強く、視聴者の興味を引きやすい案件です。でも、佳代さんの元婚約者が訴えた“借金問題”とは違い、それ以外はあくまでも疑惑止まりでおいそれと放送するわけにはいきませんよ」

 10月6日、フリージャーナリストが遺族年金や傷病手当金等を不正受給したとして、佳代さんを詐欺容疑で刑事告発したことが一部ネットニュースで報じられたが、東京地検は“証拠不十分”として告発状を返送している。やはり、この顛末もテレビで放送されずじまいだった。

 皇室事情に詳しいジャーナリストは「ネットの意見が国民の総意ではない」と警鐘を鳴らす。

「すべての国民、視聴者が逐一、小室さんに関するニュースを率先してチェックしているわけではなく、彼らが抱えているとされるトラブルや疑惑をすべて把握しているわけでもありません。極端な話をすれば、“なぜ、そこまで結婚を反対しているのか”と疑問に思っている人も少なくはないのです。

 片や、反対派の人たちは小室さんに関する記事を隈なく探しては、積極的にコメント欄に否定的な意見を書き込むので、結局、それが大きく目立ってしまう。故に“皆が結婚に反対しているのに”と思い込んでしまう節があります。

 そんな肯定派と反対派の感情の乖離が大きく伺えたのが、記者会見での“日本雑誌協会質問”だったように思います」

 (一般社団法人)日本雑誌協会とは、雑誌・出版業界の発展を目的として結成された業界団体で、現在88社が会員社として加盟している。今回のような皇室や政治、国会関連における記者会見、またオリンピックなどの国際的行事などの際には代表社が取材にあたっている。もちろん『週刊女性』を発行する主婦と生活社も会員社だ。

 本来ならば、この日本雑誌協会、「宮内庁記者」「在日外国報道協会」による質疑応答の機会が設けられていた結婚記者会見だったが、直前になって眞子さんらが読み上げる“お気持ち”だけに変更。代わりに“3者”から提出された質問への回答書面が会見場で配布されたのだ。

眞子さんを怒らせた代表質問

 圭さんと眞子さんに対する日本雑誌協会の“代表質問”というのが《(1)小室さんの母親の金銭トラブルが解決されていないこと、(2)小室さんの経歴に”皇室利用”と受けとめられかねない事柄があること》の2つ。

 (1)は、元婚約者との金銭トラブル、佳代さんにかけられた遺族年金不正受給疑惑が現在どうなっているか。(2)は、圭さんがアメリカ・フォーダム大学に入学する際に「フィアンセ」として特別待遇を受けたのではないか、それぞれに説明を求めたものだった。

 これらの日本雑誌協会の質問に対して2人は回答前に、

《この質問は、誤った情報が事実であるかのような印象を与えかねない質問であると思います。このような質問に会場で口頭でお答えすることを想像すると、恐怖心が再燃し心の傷が更に広がりそうで、口頭で質問にお答えすることは不可能であると思いました。誤った情報が事実であるかのような印象を与えかねない質問をいただいたことは、誠に残念に思います。》

 と、強い怒りと不快感を示すような言葉を添えた。

「“複雑性PTSD”を患っていることを公表した眞子さんだけに、《恐怖心が再燃し心の傷が更に広がりそう》と拒否反応を起こしたような文面からは、質疑応答の機会を撤回したのは“この代表質問のせい”と訴えているようにも受け取れます。

 そして結婚会見の場にそぐわないとされたのか、質問を向けた雑誌協会に対して“ゲスすぎ”“不敬だ”“眞子さまが怒るのも当然”とネット上で炎上。眞子さまに同情する声が多く見受けられました」(前出・ジャーナリスト)

結婚前に説明責任を果たしていれば

 たしかに一聞すると、お祝いの場に投げかけられるべき質問ではないのだろう。結婚を素直に祝いたい立場であれば、“不敬”に受け取れる内容だ。が、圭さんや佳代さんも疑惑に対して誠意を持って対応してきたとは言えず、記者会見ではそれが眞子さん自身の意向でもあったことを明かした。

「これでは結婚後も、説明に納得できない国民からの批判が収まるわけもなく……。本当ならば、追及する役割を担うのはテレビや新聞のはずなのに“忖度”をしているのか。皇族問題に限ったことではなく、政財界人の不正やスキャンダルにも言えることですが、テレビや新聞は週刊誌のスクープに乗っかっているのが現状です。

《誤った情報が事実であるかのような印象》を国民にもたらされたのであれば、何が事実で何が事実と異なるのか結婚会見前にクリアにすべきだった。国民が納得できる説明をせずに逃れ続けた圭さんですから、あの場は最後の質問機会だったとも言えます。そう思うと、雑誌協会の質問は至極当然ではないでしょうか」(前出・ジャーナリスト)

 日本雑誌協会に“苦言”を呈した後、元婚約者に対しては《解決に向けて、私が出来る限り対応したいと思います。解決金を受け取っていただきたい》。佳代さんの不正受給については《そのような事実はありません》。そして特別待遇については《私が皇室利用をしたという事実はありません》と回答してみせた圭さん。

 弁護士を志す身であれば、眞子さんのためにも、国民感情が分断される前に堂々と自らの口で説明してほしかったが……。

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