JR九州キハ40・47形を使用、特急「ふたつ星4047」2022年秋デビュー

JR九州は27日、西九州新幹線の開業に合わせ、新しいD＆S列車として特急「ふたつ星4047(ふたつぼし よんまるよんなな)」が2022年秋にデビューすると発表した。


「ふたつ星4047」のコンセプトは「西九州の海めぐり列車」。日本一の干満差を誇る有明海、波静かで琴の海(ことのうみ)とも称される大村湾など、変化に富んだ「海」の“車窓”と「海」がもたらした“地域のおいしいもの”を楽しめるという。

西九州新幹線と組み合わせて利用することで“自分だけの自由な旅”を創り上げることができ、その日、その時だけの楽しさが無限大に広がる旅を提案。佐賀県・長崎県という九州の観光における“ふたつの星”をキハ40・47形の車両で巡りながら、西九州エリアの魅力を多くの人々に感じてほしいとしている。



運行ルートは、午前発の武雄温泉発長崎行(長崎本線経由)、午後発の長崎発武雄温泉行(大村線経由)を予定しており、“ふたつ”の運行ルートで西九州エリアを1周する。内陸の「山」を走る西九州新幹線に対し、新D＆S列車「ふたつ星4047」は「海」に面したルートを走行。土日祝日を中心に各ルート1日1本の運行を予定している。


全車指定席で運行され、乗車券・指定席特急券で乗車可能。2022年4月以降の通常期に普通車指定席を利用する場合、武雄温泉駅から長崎駅まで合計4,180円(乗車券1,850円・指定席特急券2,330円)、長崎駅から武雄温泉駅まで合計4,500円(乗車券2,170円・指定席特急券2,330円)となる。（木下健児）