四千年の歴史から生まれた? 採算度外視の中国コスメが日本市場に見参 「麻雀アイシャドウ」への反応はいかに…

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2021年10月27日 19:30  まいどなニュース

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写真アイシャドウが入った容器が本物の麻雀牌になっている。麻雀は中国人にとってコミュニケーションツール
アイシャドウが入った容器が本物の麻雀牌になっている。麻雀は中国人にとってコミュニケーションツール

 いつもは「まいどなニュース」で漫画「まいどにゃ★家族」を描いている喜多桐スズメです。先日、Twitterのタイムラインから流れて来たファッションサイトの記事で「麻雀アイシャドウ」なるものを見つけました。麻雀牌がデザインされた容器にアイシャドウが入ってる。全43色のアイシャドウ。何コレ、可愛いすぎる。SNS上でも話題沸騰中だとか。

【写真】お化粧しながら、盲牌ができる! あっ、ツモ、大三元

 私は麻雀をやらないのでルールも良く知りません。が、なんだこのコスメの可愛さは。気になる。「和粧」のホームページをのぞくと、上海レトロをイメージした、とあるが中国のコスメブランドか?気になる。気になり過ぎて、早速、東京・南青山にある「麻雀アイシャドウ」を製造・販売している(株)AXIS ONEのオーナーである除さんと、広報担当・中野さんに話を伺ってきました。

 喜多桐スズメ(以下、喜多桐):中国ブランドコスメ「和粧」の麻雀アイシャドウ開発のエピソードをお聞かせください。

 除:そもそも、日本に留学していた上海出身の友人同士で日本の化粧品を中国人向けに販売する会社を立ち上げ、ネット通販で成功したんです。

 昨今、中国本土で振興の化粧品ブランドが続々立ち上がる中、私たちも自社ブランド事業を始めることになり、日本向けに販売することになりました。日本の化粧品を扱ってきた経験から、品質への目利きに自信はありましたが、日本人にはなじみの薄い中国コスメをどうやって受け入れてもらえるか模索が始まりました。

 私が2年前の旧正月に上海に戻って、創立メンバーと日本人向け化粧品について話し合っていて、ふと「麻雀アイシャドウ」を思いついたんです。家族麻雀を楽しむ中国人にとって、麻雀は身近で中国を代表する文化です。中国の文化を化粧品に取り入れ、まるごと発信しようと考えたんです。ですが、日本のグループ会社にこれを提案すると、あまりいい反応が返ってこなかったんです。

 喜多桐:日本人にとって麻雀はギャンブルのイメージが強いからでしょうね。

 除:そうなんです。中国人にとってはコミュニケーションツールでも日本ではギャンブルの側面があり、良くないイメージを持つ人も多かったんです。ですが、中国で商品開発を進めました。最初から苦難の連続でした。何しろ、麻雀牌の容器を作れる化粧品メーカーがどこにもなかったんです。だから、本物の麻雀牌を作ってる工場にお願いしました。

 喜多桐:えええっ!まさかの本物!本物の麻雀牌!

 除:はい、素材も本物の麻雀牌の素材です。牌の文字の彫り、塗りの工程、全て本物の麻雀牌です。さらに、アイシャドウを入れる側の蓋をスライドにしたのには、麻雀をする人ならわかる「盲牌」の動作をイメージし「指の平で触ってスライド」にこだわりました。このスライドの技術は特許を取りました。ですので、とても手間暇がかかり、量産できないんです。出来上がるまでに1年半掛かりました。

 喜多桐:え、じゃあ(牌を触りながら)こんな本物が1個660円(税込み)って、儲からないじゃないですか!

 除:はい、採算度外視です。ですが「和粧」ブランドを知ってもらうことで、韓流コスメが日本に受け入れられ愛されているように、中国ブランド全体を日本市場に受け入れてもらい、愛されることを目標としています。

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 「面白コスメ雑貨」の”取材”に来たつもりが、思わぬ志の高さに胸が熱くなる喜多桐。

 お次に、広報担当の中野さんがアイシャドウの説明をしてくれました。

 中野:麻雀牌のイメージに合わせて43色あります。本来の麻雀牌は42種類なんですが花牌(ファパイ)に日本独自の「桜」を加えました。日本では花牌を使わないので知らない人も多いのですが、台湾や中国麻雀では使います。

 喜多桐:(アイシャドウを指で手の甲に伸ばしながら)ものすごくサラサラしていて伸びも良いですね。

 中野:はい、単にアイシャドウとしてだけでなく、色によってはハイライトやチーク、シェーディングとしても使えます。マットをベースに使ってパールで艶感を出すなど、重ねて使用するのもおすすめです。4つの質感を用意しているので、それぞれに使い方を楽しんでいただければと思います。

 それと、アイシャドウの色でチョイスするのではなく、私だったら「中野」なので、この「中」の牌を自分のカラーとして使ってみるのも楽しいですね。

 喜多桐:じゃ、私は、キタキリだから・・・「北」かな。北牌はテラコッタカラー。これからの季節使い勝手の良い色ですね。

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 取材中に、こんなやりとりを女子2人でしていて、なんだかとても楽しい。「麻雀はまさにコミュニケーションツールなんだな」と思う瞬間でした。

 日本と中国の両方の良さを知っている企業が、驚くほど真面目に作った麻雀アイシャドウは、絶賛人気沸騰中!

 店舗販売は、LOFT渋谷店、@cosme TOKYO(原宿)、ドン・キホーテ渋谷店・新宿店、新大久保POP SKIN。11月中に150店舗前後、来年1月からは500店舗超の店舗数に拡大していく計画だそうです。

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  • 渋谷はロフトとドンキにあるんだ。早く見に行きたい。コロナのせいで出かけるのを我慢しているので������
    • イイネ!1
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