JOCが北京2022冬季五輪の公式ウェアを発表、デザインはソチ以来となるデサントが担当

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2021年10月27日 19:32  Fashionsnap.com

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(写真左から)高木美帆選手、田中佳子選手

Image by: ©日本オリンピック委員会
公益財団法人日本オリンピック委員会(JOC)が、「TEAM JAPAN」ブランドの発表ならびに、北京2022オリンピック・パラリンピック冬季競技大会の日本代表選手団公式服装を発表した。北京五輪の開幕まで100日前となる10月27日の今日行われた発表会で初披露された。

 TEAM JAPANブランドは、オリンピック⽇本代表選⼿団やチームで構成される「TEAM JAPAN」がスポーツに関わるすべてのステークホルダーの中⼼的存在となって、スポーツが社会にポジティブな影響を生み出す活動を加速させていくためにスタート。JOCのヴィジョンである「スポーツの価値を守り、創り、伝える」を広く伝えていくために、時代にあった新しいスポーツの価値を生み出し、広く発信していく。
 試行錯誤を重ねて約1年をかけて制作したというエンブレムは、様々な隔たりをなくして日本が一つのチームとして戦うため、オリンピック、パラリンピックと夏季、冬季の全てで同一のデザインを使用。TEAM JAPANの頭文字の「T」と「J」から象ったデザインに仕上げた。カラーはゴールドとレッドを採用し、ゴールドはアスリートが「人々を輝かせ未来を照らす光となっていきたい」と願う思いが込められており、レッドはアスリートやサポーターの情熱を表現。オリジナルフォントの「TEAM JAPAN」の文字と、日の丸、オリンピックシンボルが中に描かれており、オリジナルフォントは「時代を経ても変わらないスポーツの価値」をイメージしてゴシック体で制作し、丸みがあり左右に膨らみがある「A」の文字はスポーツを通じて繋がる人と人や国と国を表現したという。選手が着用するウェアをはじめグッズなどにも使用する。
 また、同エンブレムを使用する初めての大会となる北京2022オリンピック・パラリンピック冬季競技大会で日本代表選手団が着用する公式服装も発表。「式典時・渡航服用」と「公式スポーツウェア」を用意し、いずれも胸元に「TEAM JAPAN」のエンブレムをデザインした。公式スポーツウェアは、ダウンジャケット、ストレッチジャケット、トレーニングジャケット、Tシャツ(3色)、インナーシャツ、パンツ、キャップ、ニットキャップ、グローブ、ソックス、マスク、バックパック、キャスターバッグを展開しており、全て「デサント(DESCENTE)」によるものでロゴがデザインされている。2018年の平昌大会は「アシックス(ASICS)」が担当しており、デサントが冬季オリンピックの日本団選手のウェアを手掛けるのは2014年のソチ大会以来となる。
 発表会には公式スポーツウェアを着用したスピードスケートの高木美帆選手や、アルペンスキーの田中佳子選手が登壇。高木選手はダウンジャケットとパンツを着用し、「最初見た時は厚手なのかなと感じましたが、着てみると軽くて動きやすくて暖かいというのが揃っていて冬季スポーツをするのに申し分ないと思いました。応援してくれる皆様と同じエンブレムを背負って戦えることを光栄に思います」とコメントした。ストレッチジャケットとパンツを身に纏った田中選手は「肌馴染みが良くて動きやすいです。ジャケットは袖の補強がしっかりしてあって、袖を巻き込んでしまうことが多い車椅子ユーザーにも配慮されていました」と感想を述べた。
 なお、今回発表された「式典時・渡航服用」と「公式スポーツウェア」の公式ウェアは、新宿区霞ヶ丘町にある「日本オリンピックミュージアム」で、10月28日から展示される。

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