雨の日は車で送ることが当たり前？断ると逆ギレする中学生の子どもの対処法

朝の登校時間帯に雨が強く降っていると、子どもの通学が心配になることはありませんか？　通学路に危険な場所があったり、荷物が多くて傘を差していると危なかったりするなど、理由はいろいろあるでしょう。徒歩や自転車で行かせるぐらいならと、車で送っていくというママもいるかもしれません。

『自転車通学をしている中学生の子どもがいます。雨が強いときは車で送っていたのですが、今日は小雨くらいだったのでカッパを着て自転車で行きなさいって言ったんです。そしたら文句ばっかり言うんです』

地域によっては大雨警報が出ても学校は通常通りというところもあるのではないでしょうか？　そのような日の登校は心配にもなりますから、車で送るご家庭もあるでしょう。しかし雨が降ったらいつも送ってもらえると思われると困りますよね……。このような状況にママたちはどのような反応を見せるのでしょう。

多少の雨なら自分で学校へ行って欲しい！

『学校までは自転車で10分程度、徒歩だと20分ぐらいです。私も仕事をしているから雨が降るたびに送れません。雨でも歩いて行ったり自転車で行っていたりする子もいるので、「少しは頑張って自分で行くことに慣れないと！！」と言ったら逆ギレされました。

なんとか説得をして歩いて行かせたけど、私は間違っていないよね？　小雨くらいなら自分で行かせるよね？』

雨が降るたびにお子さんを車で学校まで送っている投稿者さん。今はよくてもこれからずっと送り続けるのは難しいと思ったのでしょうか。今日は大した雨の量でもないからと、思い切って自分の足で登校するように伝えたところ、お子さんは納得がいかないようです。

雨の日でも車での送迎はしないという声が目立つ

『徒歩通学だけど歩いていかせるよ。小学校もそうだったし』

『送らない。大雨・暴風とかなら送るけど。今日雨だけど小学生も中学生も傘をさして徒歩で登校したよ。学校に着いたら体を拭けるようにフェイスタオルと替えの靴下を持たせた』

『送らない。そんなことをしていたら、梅雨時期なんて毎日送ることになるし。雨でも歩かせるよ』

ママたちの声を見ると、警報クラスの大雨や暴風でない限り、自分の足で登校させるという声が目立ちました。

送ってあげてもいいのでは？という声も

『うちの子の学校も、歩いて20分ぐらい。でも中3の頃は天候とか関係なく週4日送っていた。カバンがかなり重いし、私の仕事先の途中だったから。私が5分早く出ればいい時間帯だったからさ』

『雨の日に学校まで徒歩20分なら送るよ〜。うちの地域はみんな普通に車送迎をしている』

『車送迎がOKな学校なら普通に送るよ。雨じゃなくても送迎をしている人なんてたくさんいるし』

車で送るか送らないかについては、各ご家庭で判断がわかれるところかもしれませんね。お子さんの荷物がとても重いとか、家からの距離がかなりある場合などは、天候に関わらず車で送ってもいいのでは？　と考えるママもいました。

甘やかしてしまった代償は大きい？

『子どもが濡れたらかわいそうだって送ってしまう気持ちもわかるけどね……。甘やかしたら図に乗るから、これからは雨が強くても送らないほうがいいよ。お母さんに送ってもらったら感謝すべきところなのに、送らないと文句を言ってしまっているのでは、送ってもらって当然になっているんだね』

『長年のママ友も同じことを言っていたよ。1回送ったらずっと続くって。子どもも送ってもらって当たり前になるし。当たり前になっているから、いざ朝送らないってなると逆ギレみたいな感じになるんだって。大変だよね』

『今まで送っていたから、送ってもらえることが当たり前になっているんでしょ』

小雨程度なら自力で登校して欲しいという投稿者さんの判断は間違っていないのかもしれません。しかし今まで雨が降れば車で送ってもらえていたお子さんからすれば、「なぜ？」となることも。一度覚えた楽さから、逆ギレという反動を呼び起こしてしまったのでしょう。

親子で今後について話し合うことが先決！

『送れるなら送るけど、「毎回あてにしないようにね」とは伝えるかな。本来は自力で行くものだしね』

投稿者さんのお子さんは、雨が降れば無条件に車で学校まで送ってもらえると思っているのかもしれませんね。しかし投稿者さんは、今後のことを考えると、多少の雨なら自分の足で通学してもらいたいと考えているわけです。

だとすれば親子できちんと話し合いをして、ルール決めをしておく必要があるのではないでしょうか。「警報や注意報が出たときだけは車で送る」など、明確なルールを決めて送迎する・しないの線引をしてみてはいかがでしょう。

きっとお子さんは雨だから送ってもらえるとばかり思い込んでいたのでしょう。その矢先に「今日は送りません！」と突きつけられ、ショックで逆ギレしてしまったのかもしれませんね。事前に話をしておくだけでもお子さんの受け取り方も変わるかもしれませんので、ぜひ話し合いをしてみてください！

文・櫻宮ヨウ　編集・山内ウェンディ　イラスト・猫田カヨ

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