ウイリアムズF1のリザーブ、エイトケンがアブダビFP1で走行へ。アクシデントによる骨折からすでに回復

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2021年10月28日 08:51  AUTOSPORT web

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2020年F1サクヒールGPに出場したジャック・エイトケン(ウイリアムズ)
ウイリアムズF1チームのリザーブドライバーを務めるジャック・エイトケンが、2021年F1最終戦アブダビGPの金曜フリープラクティス1に出場することが明らかになった。

 エイトケンは、2020年第16戦サクヒールGPでウイリアムズのジョージ・ラッセルの代役としてF1デビューを果たした。予選・決勝に出場したのは今のところこの1戦のみだが、この年のシュタイアーマルクGPでは金曜フリー走行を担当している。

 今年7月、エイトケンはスパ24時間でのアクシデントで鎖骨と椎骨を骨折した。レース開始から約20分後に高速コーナーのラディオンで114号車ランボルギーニ・ウラカンGT3 Evo(エミル・フレイ・レーシング)を駆るエイトケンがクラッシュ、これが多重クラッシュに発展した。

 すでにエイトケンは完全に健康な状態だということで、今月初旬にGTワールドチャレンンジシリーズでレースに復帰している。

「2カ月間、マシンに乗っていなかった。長かったよ」とエイトケンは最近『The Race』に対して語っている。

「少なくとも最初の1カ月は、完全に周りの人たちに頼っていた。僕は自分で運転してどこかに行ける状態ではなかったんだ」

「料理のようなこともできなかったから、ひとりで暮らせなかった。でも苛立つことはほとんどなかったよ。休みが必要で、休むことが自分にとって一番いいんだということを受け入れていたんだ」

 コース上を走ることが可能になったエイトケンは、今年最後のFP1でマシンに乗り、ウイリアムズのチームメンバーとしての任務をふたたび果たす。「正しいやり方で今年を締めくくるのを楽しみにしている」と彼はコメントした。

 これまでコンストラクターズタイトル9回、ドライバーズタイトル7回を獲得した経験を持つウイリアムズは、過去3年にわたってランキング10位に沈んだが、2021年は第17戦終了時で8位、少しずつ復調を果たしている。9月には、2022年のドライバーラインアップとして、ニコラス・ラティフィの残留と、1年F1から離れていたアレクサンダー・アルボンの起用を発表した。

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