<我が家のメンテナンスの悲劇>【前編】戸建て築10年以上に住んでいるママ教えて!給湯器、外壁屋根塗装、シロアリ駆除……。ママたちの修繕費の内訳は?

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2021年10月28日 17:21  ママスタジアム

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戸建て住まいのママは修繕費の積み立てを毎月しているでしょうか。新築当初はかからなくとも、10年、20年、30年と暮らしていると住宅のメンテナンスが必要になり、築年数とともにお金がかかりそうですよね。戸建てはマンションのように修繕管理費や修繕積立金がないため、各家庭の責任で修繕費をまかなう必要がありますよね。
『戸建て築10年以上のママ、家の修繕費を教えて。うちは早速給湯器の寿命がきました。35万円でした』
投稿者さんは、給湯器の交換で35万円かかったようですね。もしかすると想定外の出費だったのかもしれません。他のママたちの修繕費はどうでしょうか。ママたちの声を紹介していきます。

給湯器を交換したママたちの声


『給湯器、もっと安いところあるよ。20万円だったかな? うちは17年持ったよ』
『給湯器が20年以上も壊れないんだけれど。逆になんか怖い』
『うちは壊れる前に変えたよー。お湯が出なくなってからでは怖いし』
『東北だけど、床暖も一緒の給湯が16年目の一昨年の冬に壊れたよ。床暖と給湯は別々のものにして50万円かかった。外壁は10年目にホームメーカーに頼んで塗り替えた』
『ウチも給湯器! 17年間使って壊れてなかったけれど買ったよ。ガス代が安くなると言われたけれど変わらなかった。なぜか、お湯が溜まるのが遅くなった気がするよ』
『築13年目です。2年前に、給湯器(暖房と一体型の)をヒートポンプ式給湯機に交換。身内価格で180万』
投稿者さんと同様、給湯器を交換したママたちから続々と声が寄せられました。給湯器の寿命は家庭によって異なるようですが、ママスタコミュニティでは16〜17年で交換したママの声が多かったようです。
石油給湯機や屋内式ガス瞬間湯沸器(都市ガス用/プロパンガス用)については長期使用製品安全点検制度の対象製品となっています。この制度は、経年劣化により安全上支障が生じて、危害を及ぼす恐れの多い9品目を特定保守製品として点検する制度です。製品には経年劣化による安全上の支障がなく使用できることを示した「設計標準使用期間」というものが表示されています。無償の保証期間とは異なるものですが、これを目安にメーカーに点検を依頼してはいかがでしょうか。

このように設計標準使用期間が表示されています(編集部撮影) このように設計標準使用期間が表示されています(編集部撮影)

参考:経済産業省|長期使用製品安全点検制度 長期使用製品安全表示制度

外壁・屋根塗装は100万超えのママがほとんど

『外壁塗装をやった。車もちょうどそれくらいの年数でエアコン修理約9万。あちこち調子悪くなってくるよね……』
『うちは10年目です。今月末から外壁塗装してトータル140万くらい』
『外壁塗装130万、屋根塗装50万、リビングエアコン25万、炊飯器、電子レンジで8万、築10年で今年に入ってから払ったお金』
『築16年で屋根カバー工法、壁塗装をした。220万』
『築10年目で外壁塗装とガス台。12年目で一階トイレの温水洗浄便座の水漏れのために買い換え』
『築20年。外壁屋根塗装で110万、給湯器交換20万、ウッドデッキ修繕10万、トイレ故障でリフォーム20万、浴室ドア交換10万(特注サイズの為高い)、リビング・キッチン・玄関の壁紙張り替え20万、洗面台交換16万、インターフォン故障交換5万、ビルトイン食洗機故障で交換20万。ここ5年で立て続けに起こった修理、故障での出費。毎年なんか壊れている』
寄せられたコメントのなかでも高額だったのが、外壁・屋根塗装の修繕費でした。みなさん、100万円以上の出費をされているようですね。不動産情報サービスのアットホーム株式会社の調査「一戸建て修繕の実態(2016年時点)」によると、平均築年数35.8年で、自宅の修繕費に使ったトータル費用は平均総額556万円。なかでも外壁の合計平均は135万円、屋根の合計平均は137万円ほどかかったようです。修繕費を想定していなかったママは「高い!」と感じるのではないでしょうか。今後に備えて計画的に修繕費の積み立てを検討しておくとよさそうですね。
参考:アットホーム株式会社 |―新築一戸建て購入後30年以上住んでいる人に聞く「一戸建て修繕の実態」調査―

シロアリ駆除は安価になっているという声も


『実家は私が高校時代にシロアリ駆除で400万でした。20年前かな。今は安いみたいですね』
『浄化槽のモーターが壊れて7万、シロアリ防除1回30万(5年毎)、あとはテレビやら洗濯機やらが壊れて買い換えたりしてお金がかかる』
『今はシロアリ予防剤をしているから、昔みたいにシロアリ駆除にお金がかからないみたい。換気システムや通気性もよくなっているし。うちは床下に炭がネットに入ったやつを敷いている』
『去年、私も畳を替えた時に「シロアリには炭がいい」と業者の人に教えてもらいました。「水場の下だけでも炭がネットに入ったものを敷いておくと違うよ」と言われました。あと、シロアリ予防剤はネットで買えるから自分でやっている。5年に1回』
またシロアリ駆除の修繕をあげてくれたママもいました。木材を食べて生活するシロアリは木造の戸建てに多大な被害をもたらしますよね。前述したアットホーム株式会社の調査では、シロアリ被害にあった人は全体の24.6%、1回の駆除費の平均は26万円でした。「ひと昔前は200万かかった」といったママの声もあるので、最近は安価になったのかもしれませんね。

また、シロアリ予防に「炭を床下に敷く」といった対策を教えてくれたママもいました。林野庁によると、木炭を床下に敷くと木材の腐敗を防ぎ、室内を適切な湿度で保つことができ、シロアリ被害を防げるとのこと。炭の新たな用途として期待されているようですね。ただ木炭をそのまま敷けば予防できるわけではないですし、どの程度の効果があるのかは定かではないため、詳しく知りたい方は、信頼おける業者や専門家に問い合わせてみるといいかもしれません。

戸建ての修繕費はすべて自分たちでまかなう必要があり、想定しておかないと思わぬ出費で「修繕費を払ったら子どもの教育費が払えない!」となりかねません。そんな一大事にならないためにも、上手に修繕費を積み立てしておきたいもの。積み立てを上手にしているママたちもいました。
参考:林野庁|木炭のはなし「新たな用途」
後編へ続く。

文・安藤永遠 編集・山内ウェンディ

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  • 数社で相見積もりを取るのは大事。いくら建てたメーカーがうるさく言っても大事。
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