ノリッジのスチュアート・ウェバーSD(スポーツ・ディレクター)が、ダニエル・ファルケ監督への信頼を強調した。28日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えた。
ノリッジは2017年夏からチームを率いるファルケ監督の下、2018−19シーズンのチャンピオンシップ(イングランド2部)を制してプレミアリーグに復帰。19−20シーズンは最下位に終わって1年で降格したが、昨季のチャンピオンシップでも優勝し、再びプレミアリーグに挑戦している。
今夏には主力のアルゼンチン代表MFエミリアーノ・ブエンディア(アストン・ヴィラ)が引き抜かれた一方、コソヴォ代表FWミロト・ラシカらを獲得するなど積極的な補強を敢行した。しかし、開幕から難しい対戦相手が続いて6連敗スタートとなり、23日に行われたプレミアリーグ第9節チェルシー戦では0−7の大敗。ここまで2分7敗の最下位に沈んでいる。
『スカイスポーツ』のインタビューに応じたウェバーSDは、「この状況は、誰か一人の人間に起因するものではない。勝っても負けても誰か一人のせいではない」と現状についてコメント。「私とクラブは、彼(ファルケ監督)を100パーセント支持している。『彼がこの状況にいる』とか『選手たちがこの状況にいる』ということではなく、我々全員がこの状況にいる。これまでの結果は十分ではなく、それを変えることができるのは自分たちだけだ」と、ファルケ監督への信頼を強調した。
また、同SDは次のように語り、残留への意気込みを示している。
「『あきらめた』とか『降格を受け入れた』なんてことはありえない。もし、そんなことを考える人がいたら、このクラブで長くは生きられないだろうね」
「私たちはこのリーグに残留し、競争するのに十分な実力を持っている。我々はヨーロッパでも11番目にお金を使っているし、ここ数年のインフラ整備によって、今ではプレミアリーグのトップ10に入るようなレベルのトレーニング施設がある。 『彼らは何もしていない』などと言っている人々が間違っていることを証明しなければならないし、私は『我々なら必ずできる』と信じている」
「それを可能にする唯一の方法は、ハードワークと信念、そして少しの勇気を見せることだ。隠れたり、言い訳をしたり、人を非難したりすることではない。私たちは、自分たちの運命を自分たちの手でコントロールする必要がある」