DeNA・牧秀悟が1年目で3割20本超えを達成 立浪氏「ルーキーでこれだけ完成されたバッターはいない」

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2021年10月29日 07:52  ベースボールキング

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DeNA・牧秀悟
◆新人離れした打力を評価

 DeNAのドラフト2位ルーキーの牧秀悟が今季最終戦に「4番・一塁」で先発出場し、3打数2安打1四球の活躍で、今季37度目のマルチ安打をマークした。

 初回一死一・三塁で迎えた第1打席は遊撃手・小園海斗の好守に阻まれ併殺打だったものの、4回と7回に右前安打をマーク。“ミスター”こと長嶋茂雄と並んでいた新人のシーズン猛打賞記録の更新がかかる第4打席は四球に終わり、悔しそうな表情で一塁に歩いたが、風格すら感じさせる佇まいでチーム唯一の3出塁を記録した。

 ルーキーイヤーに規定打席に到達し、打率3割をマークしたのは、1998年の高橋由伸(巨人=.300)以来23年ぶりで、3割20本塁打となれば1986年の清原和博(西武=.304/31本)以来4人目の快挙。いずれも21世紀に入ってからは牧が初めての達成者となった。

 28日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した立浪和義さんは「ルーキーでこれだけ完成されたバッターはいない」と新人離れした打力を評価し、「フォームを見てもしっかり間が取れて右にも強く打てますし、打率.314でホームラン20本以上ですから、(プロで)何年かやった選手がようやく目指す数字ですよね。それを1年目からできるのはすごいと思います」と1年目での大活躍を称賛した。

 同じく解説を務めた真中満さんも「今年は開幕からDeNAはスタートが悪かった中で開幕からしっかりスタメンで出て最後に打率.314。しかも、残り10試合くらいまで2割9分ちょっとだったんですよね。そこから2分以上上げたということは能力がないとできないですよね」と同調し、記録尽くしのルーキーイヤーを振り返った。

 広島の栗林良吏らと争う新人王レースの行方についてはMCの高木豊さん、立浪さん、真中さんともに「牧が獲得する」で一致。高木さんは「バッター出身の人は牧を推しますよね。逆にピッチャー出身の人は栗林なんですよね」と打者目線での新人王予想を明かした。

 牧は中央大から昨秋ドラフト2位で入団し、「3番・一塁」で開幕スタメン入り。一時は先発メンバーから外れたこともあったが、後半戦は打撃の状態を上げて安打を量産。チームは6年ぶりの最下位に沈んだが、打率(.314)、安打(153本)、猛打賞(14回)、マルチ安打(37回)、得点(73点)、二塁打(35本)、長打数(60本)の球団新人記録を樹立し、まさに希望の光ともいえる奮闘ぶりだった。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』

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  • 3割打てば栗林と互角に戦えるかなって思ってたら3割1分超えだもんね。一気に新人王筆頭じゃないかな。
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