これら3社は連携して新しいライフスタイル・ワークスタイルのあり方について検討を進めている。近鉄不動産は2020年10月から「近鉄・伊勢志摩ワーケーション」に取り組み、複数の企業に試験的に利用してもらい、ニーズと課題を収集した。その中で、とくに要望があった「移動時間の有効活用」を実現するため、「ワーケーショントレイン」を運行することになったという。
ワーケーション環境を整備した「都リゾート 奥志摩 アクアフォレスト」をはじめ、「都リゾート 志摩 ベイサイドテラス」「志摩観光ホテル ザ クラシック」の宿泊をセットにした体験プランも発売。近鉄不動産とともにワ―ケーションの研究に取り組む「近鉄・伊勢志摩ワーケーション研究会」参加企業(約20人)もワーケーショントレインを体験してもらうとのこと。
「ワーケーショントレイン」の体験プランは11月26日に実施。4両編成の「楽」(定員164人)を貸し切り、座席での通話が可能となるほか、車内フリーWi-Fi、コンセント、テーブルなど提供する。1・4号車は各座席のテーブル幅が狭いため、希望者にパソコン用の膝上テーブルを用意する。
当日の行程は、大阪上本町駅9時42分発・鶴橋駅9時46分発・大和八木駅10時24分発・名張駅10時51分発・賢島駅12時51分着。Aコース(日帰りプラン)は賢島駅到着後に解散、Bコース(宿泊プラン)は「都リゾート 奥志摩 アクアフォレスト」「都リゾート 志摩 ベイサイドテラス」「志摩観光ホテル ザ クラシック」のいずれかに宿泊(1泊2食)する。旅行代金はAコースが8,000円、Bコースが4万890〜5万4,100円。ウェブにて申込みを受け付け、詳細は近鉄サイトの専用ページで確認できる。（木下健児）
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