プレミアリーグ第10節が30日に行われ、トッテナムとマンチェスター・Uが対戦した。
こう着状態が続くなか、トッテナムは28分に決定機を迎える。右コーナーキックからソン・フンミンがアウトスイングのボールを送ると、中央でエリック・ダイアーが頭ですらし、ファーポストの手前でクリスティアン・ロメロが反応。左足の太ももで押し込んだが、オフサイドで得点は認められない。
対するマンチェスター・Uは33分、ペナルティエリア手前でフレッジが左足一閃。無回転のブレ球を枠に飛ばしたが、相手GKウーゴ・ロリスに防がれる。
試合の均衡が破れたのは39分、アウェイのマンチェスター・Uが先制する。敵陣中央からブルーノ・フェルナンデスが柔らかい浮き球をペナルティエリア右に供給。反応したクリスティアーノ・ロナウドはダイレクトボレーでゴール左下に流し込んだ。
ビハインドで折り返したトッテナムが攻めあぐねる展開が続くなか、64分にマンチェスター・Uの追加点が生まれる。ハーフウェーライン付近でB・フェルナンデスがオリヴァー・スキップからボールを奪い、カウンターを展開。サポートに入ってボールを受けたC・ロナウドは、寄せてきた相手を剥がし、センターバックの間に絶妙のスルーパスを通す。抜け出したエディンソン・カバーニは、チップキックで飛び出してきた相手GKロリスの胴体の上を通し、ネットを揺らした。
トッテナムがマンチェスター・Uのブロックを崩せずに時間だけが経過すると、86分にマンチェスター・Uがトドメの3点目。トッテナムの選手たちの足が止まるなか、ネマニャ・マティッチのスルーパスに抜け出したマーカス・ラッシュフォードがペナルティエリア左に侵入。ロリスとの一対一を制し、右足でゴール右下に流し込んだ。
トッテナムが枠内シュートを記録することのないまま、試合は終了。トッテナムはリーグ戦2連敗で今季5敗目、マンチェスター・Uはリーグ戦5試合ぶりの白星で今季5勝目となった。
次節、トッテナムはヨーロッパカンファレンスリーグのフィテッセ戦を挟んで、11月7日にエヴァートンと対戦。マンチェスター・Uはチャンピオンズリーグのアタランタ戦を挟んで、11月6日にマンチェスター・Cと対戦する。
【スコア】
トッテナム 0−3 マンチェスター・U
【得点者】
0−1 39分 クリスティアーノ・ロナウド(マンチェスター・U)
0−2 64分 エディンソン・カバーニ(マンチェスター・U)
0−3 86分 マーカス・ラッシュフォード(マンチェスター・U)
【スターティングメンバー】
トッテナム(4−3−3)
ロリス;エメルソン、ロメロ、ダイアー、B・デイヴィス;ホイビュルク、ロ・チェルソ(73分 デレ・アリ)、スキップ(66分 エンドンベレ);ルーカス(54分 ベルフワイン)、ケイン、ソン
マンチェスター・U(3−4−1−2)
デ・ヘア;リンデレフ、ヴァラン、マグワイア;ワン・ビッサカ、マクトミネイ、フレッジ、ショー;B・フェルナンデス(76分 マティッチ);カバーニ(82分 リンガード)、C・ロナウド(71分 ラッシュフォード)