パリ・サンジェルマン(PSG)に所属するアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが、バルセロナのジョアン・ラポルタ会長の「無料でプレーしてくれることを最後まで望んでいた」という発言に苦言を呈した。1日に、アメリカメディア『ユーロスポーツ』が報じている。
2021年6月30日をもって契約が満了した後も、バルセロナとメッシは再契約の道を模索していた。給与を50%減額することで合意に達していたとの報道もあったが、バルセロナが想像以上の財政危機に陥っていたこともあって、ラ・リーガへの選手登録にメッシを含めることができず。メッシは衝撃的な形でバルセロナを退団することになった。
10月には、ラポルタ会長が「無料でプレーしてくれることを最後の瞬間まで望んでいた」と発言。だが『ユーロスポーツ』の取材を受けたメッシは、この発言に苦言を呈した。
「僕はバルセロナに残留するために可能な限りのことをしたよ。でも、(ラポルタ)会長から無料でプレーするように頼まれたことは一度もなかった。会長の言葉は不適切だったように思う。それを言う必要はなかったし、僕は傷ついた」
「給与を50%削減するように頼まれ、それを引き受けた。クラブをもっと支援したかったから。僕と僕の家族の願いは、バルセロナに留まることだったからね」
PSGへの移籍以降、ラポルタ会長とは連絡を取っていないことを明かしたメッシ。一方、現在もバルセロナのチームメイトとは連絡を取り合っており、可能な限り試合を観戦し続けているという。