チャンピオンズリーグ(CL)・グループE第4節が2日に行われ、無失点で3連勝中のバイエルン(ドイツ)がベンフィカ(ポルトガル)をホームに迎えた。
バイエルンは6分、右サイド深くに侵入したキングスレイ・コマンのクロスにセルジュ・ニャブリが合わせるがブロックされゴールラインを割ることができない。
ベンフィカは15分、コーナーキックからピッツィが折り返すと味方が頭で押し込んでゴールネットを揺らすが、ピッツィがオフサイドの判定となりゴールは認められなかった。
対するバイエルンは18分、相手エリア付近でのパス回しからアルフォンソ・デイヴィスが強烈なミドルシュートを放つがGKが好セーブを見せる。それでも26分、バイエルンはコマンが相手DF2人を振り切って再び右サイドからクロス。これを待ち受けていたロベルト・レヴァンドフスキが頭で叩きつけてゴールネットを揺らした。
さらにバイエルンは32分、キミッヒのロングスルーパスがレヴァンドフスキに収まると、最後は中央のニャブリが華麗にヒールで流し込んで追加点を挙げた。
ベンフィカは38分、フリーキックからチャンスを作る。左サイドのアレハンドロ・グリマルドが高いクロスを上げるとモラトが合わせて1点を返した。
バイエルンは45分、レオン・ゴレツカのシュートがDFの手に当たりPKを獲得。レヴァンドフスキのシュートはGKがキャッチしてベンフィカは点差を広げさせない。なお、レヴァンドフスキがCLでPKを失敗したのはキャリア初となった。
1点リードのバイエルンは49分、キミッヒが左に展開するとデイヴィスが頭で折り返す。最後はレロイ・サネが左足でボレーシュートを叩き込み3点目を挙げた。
攻撃の手を緩めないバイエルンは61分、サネがDFラインの背後を駆け抜けてボールを受けると、最後は走りこんでいたレヴァンドフスキが美しいチップキックでGKの頭上を越してゴールネットを揺らした。
ベンフィカは74分、カウンターを仕掛けると、最後はジョアン・マリオのパスを受けたダルウィン・ヌニェスがGKの股を抜いてゴールイン。2点差に詰め寄った。
バイエルンは84分、完全に相手の裏を突いて抜け出したレヴァンドフスキがループシュートでゴールネットを揺らして再び点差を離した。
試合はそのまま終了し、バイエルンが5−2で快勝。圧倒的な攻撃力は顕在な一方で、2失点を喫し課題も残した一戦となった。それでもバイエルンは4連勝で堂々と決勝トーナメント進出を決めている。
【スコア】
バイエルン 5−2 ベンフィカ
【得点者】
1−0 26分 ロベルト・レヴァンドフスキ(バイエルン)
2−0 32分 セルジュ・ニャブリ(バイエルン)
2−1 38分 モラト(ベンフィカ)
3−1 49分 レロイ・サネ(バイエルン)
4−1 61分 ロベルト・レヴァンドフスキ(バイエルン)
4−2 74分 ダルウィン・ヌニェス(ベンフィカ)
5−2 84分 ロベルト・レヴァンドフスキ(バイエルン)