明治安田生命J1リーグ第34節が3日に行われ、川崎フロンターレと浦和レッズが対戦。試合は1−1で終了したものの、2位の横浜F・マリノスが敗れたため、川崎Fが4試合を残して2年連続4度目のJ1優勝。2度目のリーグ連覇を達成している。試合後、先制点を挙げた川崎FのDFジェジエウがインタビューに応じている。
33分、試合が動いた。CKの流れからペナルティエリア手前右へと飛んだボールをDF山根視来が収めると、ゴール前へ浮き球のパスを供給。FWレアンドロ・ダミアンが競り合ってこぼれたボールに反応したジェジエウがシュートを押し込み、川崎Fが先制した。89分に同点弾を浴びたものの、横浜FMがG大阪に敗れたことで、今節での優勝を確定させた。
川崎Fに優勝を呼び込む先制点をマークしたジェジエウは「自分のゴールでタイトルを決められて嬉しく思います。ただ、自分だけでなくチームメイト、サポーターの皆さん、今日スタジアムに来ている奥さん、ブラジルにいる家族、川崎フロンターレの家族、全員でのゴールだと思っています。少し休んで、また次へのいい準備をしたいと思っています」と語った。
今シーズンは、過密日程による負傷者の発生や、MF三笘薫やMF田中碧といった主力選手の移籍などもあり、厳しい戦いを強いられることもあった。そのなかでの戴冠は、さらに価値を増すことだろう。
「嬉しい気持ちでいっぱいです。(サポーターの)皆さんたちがいるからこそ、今シーズン自分たちはここまで戦えました。難しいゲームがたくさんありました。逆転勝利を繰り返すこともありました。ただ、最後まで諦めずに戦うこと、ここにいらっしゃるサポーターの皆さんの力があるからこそ、この結果につながったと思います」
「このタイトルは皆さんのものなので、一緒に喜び合いましょう」と、ジェジエウは最後までサポーターへの感謝を語った。