いわきFCのJ3昇格が内定…25日のJリーグ理事会で承認を受け正式加入

日本フットボールリーグ（JFL）のいわきFCの来季の明治安田生命J3リーグ入りが内定した。

　いわきFCは3日、JFL第29節で東京武蔵野ユナイテッドFCと対戦。前半21分に先制すると、39分、78分にも追加点を挙げ、3−1で勝利した。これでいわきFCは今シーズンの4位以内フィニッシュが決定した。

　いわきFCは2020年にJリーグ百年構想クラブとして認定を受けた。これに認定されたクラブのうち、日本フットボールリーグ（JFL）の最終順位4位以内、そして平均入場者数などのいくつかの条件をクリアしたクラブがJ3への参入を認められるが、諸条件をクリアしたため、いわきFCのJ3入りが内定した。

　なお、11月25日に予定されているJリーグ理事会で入会が承認されて、正式に来季のJ3入会が確定する。

　同クラブは公式サイトでも内定を報告。いわきスポーツクラブ代表取締役の大倉智氏もHPを通じてコメントを発表し、喜びをあらわにした。

「いわきFCは東日本大震災からの復興から成長に寄与したいという想いで、親会社ドームの安田CEO、今手COOの二人といわき市との出会いから始まり、誕生したチームです。もちろんJリーグに上がることができることは嬉しいですが、2000人を超える多くの方々がJヴィレッジに集まり、こういう光景を作ることができたということが、今日一番嬉しかったです。まだまだ道半ばですが、私たちがビジョンに掲げている「人づくり、まちづくり」に貢献するという意味では、街に非日常というか楽しみを提供して、街が変わっていくような、そんな様を垣間見れた気がしました。改めて、これまでクラブに関わって下さった全ての方へ感謝申し上げます。あと残り5試合、クラブ一丸となって戦い抜きますので、引き続きご声援のほどよろしくお願いいたします」