監督キャリア1000試合目へ 挫折を経て再評価のモイーズ氏「チャンスを得るためには…」

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2021年11月04日 18:26  サッカーキング

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酸いも甘いも噛み分けたモイーズ監督 [写真]=Getty Images
ウェストハムのデイヴィッド・モイーズ監督が、自身の監督キャリア通算1000試合目に向けてコメントした。3日、イギリス紙『ガーディアン』が伝えた。

 現在58歳のモイーズ監督は、1998年にプレストン・ノース・エンドで監督デビュー。2002年夏に就任したエヴァートンでは11年間の長期政権を築き、2004−05シーズンのプレミアリーグで4位フィニッシュを果たすなどの成功を収めた。

 その実績が評価され、2013年夏にアレックス・ファーガソン氏の後任としてマンチェスター・Uの監督に6年契約で就任。しかし、成績不振を受けて1年目に途中解任された。その後に率いたレアル・ソシエダやサンダーランドでも失敗に終わり、評価は急落する。

 それでも、2017−18シーズンの途中に就任したウェストハムではチームを残留に導く。同シーズン終了後に退任したが、2019年12月にウェストハムの監督に再就任。2020−21シーズンはチームを6位フィニッシュに導いた。今季も快進撃を続けており、プレミアリーグでは現在4位、ヨーロッパリーグ(EL)・グループHでは首位に立っている。

 4日に行われるELグループH第4節ヘンク戦が、監督キャリア通算1000試合目となるモイーズ監督。同監督はマンチェスター・U時代の挫折を次のように振り返った。

「マンチェスター・Uを去った後、私はがっかりしていた。なぜなら、オーナーやCEOからではなく、この国のサッカー界の頂点に立つサー・アレックス(・ファーガソン氏)から仕事を依頼されたからだ。良い時を過ごし、チャンスを得るためには、悪い時を過ごさなければならないこともある。サー・アレックスでさえ、いくつかの困難な時期があった。悪い時期を経験せずに済んだ人はあまりいないだろう」

「エヴァートンを去るとき、私はおそらく、自分がナンバーワンだと感じていた。私は非常によくやっていたし、毎シーズン一貫したレベルの仕事を続けていた。しかし、今振り返ってみると、私はもう2つ、3つのステップを踏む必要があり、学ぶべきことがあったのかもしれない。私たちは皆、年齢とともに少しずつ賢くなっていく」

 また、ウェストハムについては次のようにコメント。2度目のチャンスを与えられたことへの感謝を口にし、クラブの上位定着に向けて意気込みを示した。

「私たちが2年で成し遂げたところまでたどり着くのに6年かかっていたとしても、ほとんどのウェストハムサポーターはそれを受け入れただろう。彼らはこれを徐々に積み上げていくものだと考えているからだ。ここまでは本当に早かった。これからはそれを維持するのが大変だ。私たちは今、トップを目指して全力で疾走している」

「ウェストハムは私にとって良いクラブなんだ。私を復帰させ、反撃のチャンスを与えてくれたオーナーには本当に感謝している。これからもパンチを繰り出していきたいね」

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  • 日本では知りもしないで不当に評価が低い監督。2006年頃のエバートンの4-1-4-1を当時のサッカーゲーム(FC東京)に当てはめてたっけ。
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