アルテタ監督、宿敵トッテナムのコンテ招へいに言及「競争はさらに厳しくなる」

アーセナルを率いるミケル・アルテタ監督が、宿敵トッテナムの監督人事に言及した。5日、アーセナルの公式サイトが伝えている。

　トッテナムは今夏にヌーノ・エスピリト・サント前監督を招へいし、プレミアリーグで3連勝スタートを飾った。しかし、その後はアーセナルとの“ノース・ロンドン・ダービー”に敗れるなど、内容・結果ともに伴わず、11月1日にヌーノ前監督の解任を決断。そして翌2日、チェルシー時代にプレミアリーグの優勝経験を持つ名将アントニオ・コンテ氏を新監督に迎え入れた。

　そんななか、アルテタ監督はプレミアリーグ第11節ワトフォード戦に向けたメディア・ブリーフィングを実施。宿敵の監督人事について質問されたアルテタ監督は、解任されたヌーノ氏について次のように語っている。

「まず最初にヌーノと彼のコーチングスタッフにメッセージを送りたい。同僚が仕事を辞めるのはいつでも辛いものだ。ヌーノ監督はこの国で非常によくやっているし、トップの監督であることを証明してくれた」

「なぜ決断が下されるのか…それが結果だけによるものなのか、パフォーマンスによるものなのか、それとも他の要因によるものなのか。それを判断するのはとても難しいことだ。何度でも言うが、私はクラブで一緒に働いている人たちに感謝しているし、光栄に思っている。私たちは目指すものを明確にしているしね。しかし、他の監督と同じように、最終的には結果が必要となる」

　また、アルテタ監督はコンテ氏の就任については次のようにコメント。優秀な指揮官がまた一人プレミアリーグに参戦したことで上位争いが熾烈なものになると語り、アーセナルのチャンピオンズリーグ出場権獲得に向けての意気込みを示した。

「コンテが過去の仕事で大成功を収めたことはみんなが知っている。プレミアリーグの監督の質は信じられないくらいだが、これはリーグにとって非常に良いことだ。レベルが上がり、新しいアイデアがもたらされ、競争はさらに厳しくなる」

「トップ4入りがどのくらい難しいかはわからない。それでも、私たちはすべての試合に勝つことを目標とし、そのようなメンタリティを持っていなければならない。私たちは一戦一戦を大切にしなければならない。このリーグで何かを予想することは不可能だし、オススメもできないね」