タイドは、1984年静岡県生まれ。アクリル絵具とスプレーを用いて描かれたモノクローム作品を一貫して制作しており、立体的な室内に「生物と無生物」「現実と空想」「二次元と三次元」などの境界を描くことで知られている。近年では香港やイギリスでのグループ展に参加したほか、ニューヨークやロンドンでの展示も予定されており、国内外から注目を集めている。
個展名「BLOOM」は、作品に度々登場する花のイメージと、短期間で開花したタイドの絵画技術や個性から名付けられ、更なる挑戦のために成長し進化していくことを示しているという。会場では、2019年から制作を続けている猫をモチーフとした「CAT」シリーズや、マーベル作品の「超人ハルク」や映画「E.T.」などの有名キャラクターを模した花瓶などを描き、静物画の様式を再解釈した新作シリーズ「Life is Flat」などが披露される。