トッテナムのアントニオ・コンテ監督は、エヴァートンに所属するイングランド代表GKジョーダン・ピックフォードの獲得を希望しているようだ。18日、イギリス紙『テレグラフ』が報じた。
トッテナムでは、2012年夏から在籍する主将のフランス代表GKウーゴ・ロリスが正GKを務めている。しかし、現行契約は今シーズン終了までとなっており、12月26日には35歳の誕生日を迎える。そのため、トッテナムは同選手との契約を延長するにしても、その後継者探しに着手する必要がある。
そこで、今月からトッテナムを率いるコンテ監督が注目しているのが、エヴァートンとイングランド代表で正GKを務めるピックフォードだという。コンテ監督は来シーズンにロリスと定位置を争える、もしくは同選手の後継者となれるホームグロウン枠のGKを希望しており、シュートストップとフィードに定評がある27歳に白羽の矢を立てたようだ。
2017年夏にサンダーランドから移籍金2500万ポンド(当時レートで約37億円)で加入したピックフォードは、エヴァートンと2024年6月30日までの契約を結んでいる。エヴァートンは同選手の移籍金として、「獲得時と同額以上の利益を期待するだろう」と『テレグラフ』紙は予想している。
また、そもそもエヴァートンがトッテナムとの交渉の席に着くのかという疑問もあるが、エヴァートンが「今夏の移籍市場でファイナンシャル・フェアプレー(FFP)に殺された」のはラファエル・ベニテス監督も認めるところ。金額次第ではチームのトップ選手を手放すこともありえると同紙は伝えている。