バルミューダが11月19日、初の旗艦店「バルミューダ ザ・ストア 青山(BALMUDA The Store Aoyama)」を東京・南青山にオープンした。2フロア構成の店内では、バルミューダの全ての製品を揃える。商品だけではなく、商品を通した体験までデザインするバルミューダ。プロダクト開発において芸術性を重んじる同社のデザイン哲学が、店舗デザインおよび顧客体験に投影されていた。
キッチンカウンターで試飲・試食が可能 2階部分は階段付近の壁にプロダクトのデザインスケッチを展示。同フロアではキッチンカウンターや、ガラス張りの個室スペースなどを設置した。「バルミューダ ザ・トースター(BALMUDA The Toaster)」や、コーヒーメーカー「バルミューダ ザ・ブリュー(BALMUDA The Brew)」の通常モデルと「スターバックス リザーブ®(STARBUCKS RESERVE®)」とのコラボモデルといったキッチンシリーズの実演を毎日実施。食パンやクロワッサンなど様々なパンを使用してトースターの性能を紹介する。
また、コーヒーメーカーの試飲では常時6〜7種類程度のコーヒー豆を用意し、来店客の普段の飲み方や好みをヒアリングしながら最適な提案を行うという。また、炊飯器「バルミューダ ザ・ゴハン(BALMUDA The Gohan)」の実演は1日3回実施。今後はキッチンルームでのイベントや、製品を使ったワークショップの開催なども予定している。このほか、個室スペースでは5Gスマートフォンのソフトバンクモデルの契約に対応する。
洗練された"おもてなし"目指す 店舗スタッフはオープンにあわせて社員およびアルバイトを採用。オープニングスタッフは12人程度で、アパレル店舗などで販売職の経験がある人材を中心に構成されている。より良い購入体験の創出を目指し、採用時には家電の知識量よりも接客経験の豊富さを重視したという。スタッフはブラックのシャツにカーキのパンツを着用して接客にあたる。
初の旗艦店、なぜ南青山に?