20年以上ジバンシイのメイクを牽引したニコラ・ドゥジェンヌがフレグランスブランド立ち上げ

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2021年11月20日 14:21  Fashionsnap.com

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ニコラ・ドゥジェンヌ

Image by: ノーズ ショップ
「ジバンシイ(GIVENCHY)」のメイクアップを20年以上牽引し、今年6月にメイクアップ・アンド・カラー・アーティスティック・ディレクターを退任したニコラ・ドゥジェンヌ(Nicolas Degennes)が、自身の名前を冠にしたフレグランスブランド「ニコラ ドゥジェンヌ」を立ち上げ、日本に上陸した。11月19日からノーズ ショップ(NOSE SHOP)渋谷と、ノーズ ショップのオンラインで先行販売している。本国フランスでは11月20日に発売した。

 ニコラは18歳でメイクアップ・アーティストデビューし、以後テレビ・映画・ファッション業界で活躍。1999年からジバンシイのメイクアップを統括し次々と革新的なアイテムを生み出してきた。今回、キャリアの礎を築いたメイクアップ製品でなく、フレグランスでの自身のブランドを発表。ニコラは、「メイクアップ製品は色彩だけの話ではなく、テクスチャーも香りも重要で、それらが一体となって使う人の感情や肌に影響をもたらす。そこで今まで学んだすべてをリンクさせた、何か新しいことを始めたいと思った」と語る。さらに、香りは「自己表現」であり「プロテクション」とし、今回のアイテム展開についても「家に帰るとその匂いにほっとして、守られているように感じる瞬間がある。香りはその人自身を取り巻くアンビアンスを創るものでもあるから」という思いを込めた。
 ラインナップは、五行説や五大元素に着想を得て“木・土・水・空気・火・金属”といったユニバースにカテゴライズし、それぞれにキーカラーを設定。それぞれ6種の香りのキャンドル(各240g、各1万7600円)とディフューザー(各250mL、いずれも税込各1万9800円)を揃える。ローンチ時は木・土・水・空気を展開し、火・金属は現在開発中。ニコラは自らの想像力で作り上げた製品を、嗅ぐ人の想像力に委ねたいという思いから、あえて香りには名前をつけず、パッケージにもユニバースの番号と香りの番号だけをユニバースカラーでつけた。「香りは、香りを嗅いだ場所と時間に、その時の年齢の自分に戻って瞬時に移動させてくれる魔力がある」と述べ、1000人が1000の場所へ行き、1000の感情を感じられるとし、インナービューティに響く香りを提案する。
代表的な香り商品名:1.1 神秘的な日本がこの香りに集約。ニコラが最も落ち着ける場所、京都の東寺のお堂の香りにインスパイアされ、いつでもその空間にワープできるようにとの思いで調合したブランド最初の香り。トップにはカルダモン、インセンスが、ボディでガイアックウッド、シダーウッド、パチョリが、ベースでインセンス、トンカマメが香る。
 原料は常に最高品質を追求し、トレーサビリティとサステナビリティを備えたグラースで調合された香料を採用。再利用と持続可能性を考えて作られたリモージュの陶器、安全高品質なワックス70%と植物由来のワックス30%を使用した最高級のフレンチワックス、さらにはPEFC認証を取得している木製の蓋や再生利用のガラス、段ボールを使用するなど徹底している。
 なお発売を記念し12月3日まで、ノーズ ショップ渋谷のギャラリースペースで特別展示を開催している。
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