スルメイカにドーパミン!? ヤクルト・高橋の完封劇を解説陣が独特の表現で評価

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2021年11月22日 07:02  ベースボールキング

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オリックス戦に先発したヤクルト・高橋 (C)Kyodo News
◆ 日本シリーズでプロ入り初完封!

 ヤクルトの高橋奎二投手(24)が21日、オリックスとの「SMBC日本シリーズ2021」第2戦(京セラD大阪)に先発登板。9回133球、5安打無失点の力投でプロ初完封勝利を挙げ、チームを今シリーズ初勝利(1敗)に導いた。

 1回から5回までは走者を背負う投球が続いたものの、バックの好守などにも助けられて無失点で切り抜けると、6回以降はノーヒット投球。この快投に応えるように、打線が8回に2番・青木の中前適時打で先制し、9回には二死二塁から7番・オスナの右前打で貴重な追加点を奪った。

 20日に放送されたCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した解説者の真中満さんは、「レギュラーシーズンは7回までしか投げていなかったので、133球での完封は、けっこうしんどかったと思う」と、高橋の投球を振り返り、日本シリーズという舞台でプロ入り後初の完投・完封を成し遂げた左腕を評価。

 同じく解説を務めた達川光男さんも「スルメイカだった。噛めば噛むほど味が出るという感じ。本当に尻上がりに良くなった」と、徐々に状態を上げて行った高橋のピッチングを、独特の達川節で称えた。

 また、現役時代に自身も投手として活躍した番組MCの岩本勉さんは、「若さと新しい自分に出会いながら投げていた」と述べ、「アドレナリンを通り越したドーパミン。爽快感、マラソン選手が走りきったあと、登山家が頂上に到達した後のような、脳からでるドーパミンがあらわれているヒーローインタビューに思えた」と、こちらも独特な表現でお立ち台での快活な姿に感嘆。

 さらに、「彼はこの日本シリーズで新しい自分と出会い、さらに大きくなったと結論づけたい」と続け、自身初の完封劇でチームを勝利に導いた高卒6年目左腕の成長ぶりに目を細めていた。


☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』

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