菅田将暉と小松菜奈の結婚が象徴するモノとは? 払拭されつつある日本芸能界の“論理”

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2021年11月24日 00:02  サイゾーウーマン

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サイゾーウーマン

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 今週は「女性自身」と「週刊女性」が合併号休みだ。よって「女性セブン」1誌でのランキング。女性週刊誌だけでなく一般週刊誌の合併号が激増して久しい。正月やゴールデンウイークなどの合併号ではなく、雑誌が売れないので、経費削減のための合併号。しかしその分、契約記者やカメラマンなど外部スタッフは報酬も減る。最近もその嘆きの声を聞いたばかり。うーーん。

第579回(11/18〜11/23発売号より)
1位「菅田将暉 2回フラれても!猛烈管理の嫉妬婚」(「女性セブン」12月2日号)
2位「スクープ撮 田中圭 『またまた!』あの後輩と明け方4時のディープキス」(「女性セブン」12月2日号)
3位「片瀬那奈 『このままでは終わらないんで』薬物疑惑に初激白」(「女性セブン」12月2日号)

 先週も冒頭にちょこっと書いたが、菅田将暉と小松菜奈が結婚というビッグトピックスが飛び込んできた。2人の熱愛はすでに周知のことだったが、注目すべきは2人の年齢だ。28歳と25歳。ここまで若手でスターとして活躍中の芸能人がこの若さで結婚とは。そしていい意味で驚いた。

 つい最近まで、芸能界は活躍すればするほど、売れれば売れるほど晩婚の傾向があったと思う。特にジャニーズに代表される男性アイドルを中心として。それは男性だけでなくトップ女優たちにも言えることだが、20代で結婚することは稀だった、というか状況的に難しかったのだろう。

 芸能事務所が10代から金と手間と愛情をかけて育て、売り出した金の卵。でも、それが売れた途端に結婚などすれば、もちろん人気が落ちる。事務所にとっても大打撃。だから結婚などさせない。いや、それ以前に熱愛がマスコミなどで発覚すれば別れさせらたりもする。

 さらにそれ以前に、マスコミに圧力をかけて記事を潰す――まさに人権などないに等しい、それが日本芸能界であり、芸能事務所の“論理”“掟”だった。そのため昭和の時代では生涯独身を通した大物歌手や女優も少なくない。しかしそんな旧態依然とした意識は、令和になり多少は払拭されつつあるのだろうか。今年だけでも結構な若手芸能人たちが結婚を果たしている。

 板野友美29歳がヤクルトの高橋奎二投手23歳と結婚。三代目J SOUL BROTHERS From EXILE TRIBEの山下健二郎36歳がモデルの朝比奈彩27歳と。タレントのざわちん28歳が一般男性・しゅんちゃん29歳と。河北麻友子29歳が一般人男性と。元AKB48の佐藤すみれ27歳はK-1ファイター愛鷹亮選手31歳とデキ婚。さらに武田航平35歳と女優の松山メアリ29歳――。

 ざっと挙げてみても、結構な有名タレントたちが20代で結婚している。さらにもうちょっと上の世代でも、新垣結衣32歳と星野源40歳。大島優子32歳と林遣都30歳。加えて国民的アイドルグループ、嵐の櫻井翔と相葉雅紀までもが30代での結婚を果たしたのだ。

 そして、その極め付き、象徴が今回の菅田と小松の結婚だったのではないか。売れっ子の2人、しかも個性が際立ち、さまざまな才能があり、自分の考えをしっかり持っている。結婚によって生じる外野からの声や杞憂などはねつける力も持っていそう。アイドルや芸能人にもプライバシーはある。恋愛や結婚の自由、幸せになる権利がある、と。

 しかし、そうはいっても、やはり外野の声はあったようだ。2人の結婚の内幕を報じる「女性セブン」にはこんな“声”が紹介されていた。

「でも周囲からは『人気急上昇中の20代のふたりだから、結婚は早すぎるのでは』『もう少し様子を見てもいいのでは』という声もチラホラあがっていたみたいです」

 そんな声をはねのけた(無視した?)ふたり。しかも菅田の3度に渡る猛アタック・告白の末、交際、結婚へと進んだというふたり。芸能界の体質を変えていくためにも、今後の2人の活躍に期待したい。

 こちらも大活躍の俳優・田中圭。同時に酒絡みのトラブルでも知られる田中だが、またまたやってくれたらしい。とある日の深夜24時ころ、田中は港区の芸能人御用達の会員制カラオケバーで飲み会を開いた。その席にはHey!Say!JUMPの山田涼介やタレントのMattら男性5人が参加していたという。そして25時すぎには田中はすでにベロベロになり、なんとMattとディープキスを!!

 しかし問題はそこではないと思う。というのもこの席には男性陣の他に40人もの女性陣もいたというのだ。記事によると、この女性たちは全員モデル風の美女だったというが、それも問題ではない。いくら緊急事態が明け、感染者が激減したとはいえ、深夜に合計45人もの人を集め、カラオケパーティを開いたということに、大きな引っかかりを覚えるのだ。

 だって、田中はまん延防止等重点措置中だった今年7月に、20人以上の人を集めて自身の誕生会を開き、コロナに感染してしまったばかり。それから4カ月ほどで、さらに倍ほどの人数を集めてのカラオケ飲み大会を開いてしまうとは――。

 案の定、午前4時頃にお開きになった時、田中は泥酔状態で店員に支えられながらタクシーに乗ったという。もっと大変なトラブルを起こす前に自重してほしいものだ、と他人事ながら思う(ちなみにタイトルには「スクープ撮」とうたっているが、残念ながら田中とMattのディープキス写真ではありません。念のため)。

 大手芸能事務所「研音」を退所して1カ月半、片瀬那奈が初めて「女性セブン」の直撃に応えている。そこで片瀬は「自分がいま、逮捕されずにここにいることが薬物疑惑に対する“答え”だ」と話したらしい。確かに、“やっていないこと”“なかったこと”を証明するのは悪魔の証明といわれるほど困難だ。さらに片瀬は「このままでは終わらないんで」と今後の活動再開も匂わせた。潔白を完全に証明できないなら、周囲との信頼関係を再構築するしかない。頑張れ! 

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