マジョルカに所属する韓国代表MFイ・ガンインが、22日に行われたラ・リーガ第14節ラージョ・バジェカーノ戦(● 1−3)で途中交代となった理由に注目が集まっている。23日に、スペインのラジオ局『カデナ・セール』が伝えている。
イ・ガンインが予想外の交代を強いられた背景には、マジョルカを率いるルイス・ガルシア監督が10月31日の第12節カディス戦(△ 1−1)でレッドカードを受け、2試合のベンチ入り停止処分を科せられたことが関係している。L・ガルシア監督はラージョ戦で指揮を執ることができず、スタンドからアシスタントコーチに指示を伝えていた。イ・ガンインはラージョ戦で好プレーを見せていたものの、55分という早いタイミングでスペイン人MFジョルディ・ムブラと交代に。試合後、L・ガルシア監督はイ・ガンインの交代がアシスタントコーチとの“伝達ミス”によって起こったことを認めた。
「お互いの声がよく聞こえなかったんだ。イ・ガンインを代えるべきではないのに代えてしまった。本当はアントニオ・サンチェスを交代させるつもりだった」
「とはいえ、こういったことは起こり得ることでもある。うまくいかなかったことを責め立てるつもりもないんだ。むしろ、彼ら(アシスタントコーチ)はできる限りのことをしてくれていた。こうなってしまった以上、ちょっと居心地は悪いけどね」
2試合のベンチ入り停止処分を消化したL・ガルシア監督は、27日に控えている第15節ヘタフェ戦で再び指揮を執ることになる。ヘタフェ戦では、現在右ひざの負傷からの回復を目指している日本代表MF久保建英が復帰するかどうかについても注目が集まっている。