ミランFWジュニオール・メシアスが、CLアトレティコ・マドリード戦での決勝弾を振り返った。
ミランは24日、チャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第5節でアトレティコ・マドリードと対戦。ここまで勝利がなく再開に沈んでいたミランは苦しみながらも試合を進め、87分にジュニオール・メシアスのヘディングでついに先制。このゴールが決勝弾となりミランが1−0で勝利した。
勝ち点3を積み上げたミランは勝ち点4で3位に浮上。2位ポルトも勝ち点5にとどまっており、決勝トーナメント進出は最終節の結果次第となった。
この試合で点を決めたメシアスは現在30歳。今夏にレンタルでミランに加入したが、数年前までは冷蔵庫や洗濯機の配達で生計をたてつつアマチュアでプレーしていた苦労人な同選手は、CL初出場初得点でチームを勝利に導いた。
シンデレラストーリーとなったメシアスは試合後、『アマゾンプライム』のイタリア版で「このパフォーマンスと勝利にはとても満足している。つまり僕たちはまだ生き残っているということだ。ただ、まだやるべきことはたくさんあるけどね」と試合を振り返った。続けて「本能のままに動いた。ボールが来た時におちついていればこういう動きになるものだ」と得点のシーンについても触れた。
また、「このゴールは家族と僕を信じてくれたすべての人に捧げるよ」と語った同選手は、「今回の出来事は、キャリアの中でも最も重要な瞬間だ。でも謙虚さは忘れてはいけない。批判されても落ち込んではいけないし、褒められても舞い上がってはいけないんだ」と気を引き締めなおしている。