「俺を楽しませる努力をしろ」21歳女子大生が毒親の呪いで陥ったモラハラ地獄

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2021年11月26日 22:01  ウレぴあ総研

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ウレぴあ総研

写真イラスト:いかはる
イラスト:いかはる
子どもは親を見て育つもの。親の言動は、子どもの恋愛にも多大な影響を及ぼします。

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今回は毒親育ち故にモラハラ男の製造機になってしまった女性から、その背景について詳しくお聞きしました。

お話を伺ったのは、21歳の大学生・結川恵子(仮名)さん。結川さんは「卑屈な性格のせいでいつも彼氏が調子にのってしまう」と言います。一体どうしてそんな悲劇が起きてしまったのでしょうか?

■俺様になった彼氏から人として完全に見下される

「私は子どもの頃から母親に、何が悪いのかわからないまま謝罪させられたり立たされ続けたり殴られたりしたせいで、全く自分に自信が持てません。男性は自分とは違う性別なので、無条件で人間としての格が上な気がしてしまいます。それで付き合う男性には下手に出て、何でも言うことを聞いてきました。

いつも『あなたはスゴイ人』という態度で接し、尽くしてしまうのです。その結果、付き合っていくうちに彼氏が段々モラハラ男になっていきました。これまでにお付き合いした人は、4人。中でも、高校3年〜大学1年の夏まで付き合っていた彼氏が群を抜いてモラハラでした。

言われたことは、『俺のためにスカートを履け』『他の男の連絡先は全部消せ』『エロ漫画を読んで勉強しろ』『付き合ってやっているんだから俺を楽しませる努力をしろ』など。何を言われても逆らえませんでした。

最終的には『お前が傷付くことを言うのが楽しい』と言われて、さすがに限界を感じ……。その日中にお別れしました。ずっと言いなりになっていたのは、自己肯定感を母親に奪われて、見捨てられる不安が強かったからだと思います。

破局を母親に伝えたとき、事件が勃発しました。

実は彼は高校で成績がよかったので、母親がものすごくお付き合いすることを勧めてきた人。そのため母親は怒り狂い、『全てお前のせい』『可愛げの欠片もない不細工なのに彼氏の言うことひとつ聞けないから振られたのだ』と怒鳴りつけてきたのです。

『振ったのは私だ』と伝えても、『お前とあの子じゃ釣り合うわけないもんな!』と聞く耳を持たず……。それをずっと根に持っていて、新しい彼氏ができても、いつも『お前は好かれていない』『どうせすぐに嫌われる』『相手は本気じゃない』『また捨てられる』などと言われました」

■大学進学で母親から離れても監視され続ける毎日

「母親からは精神的・身体的DVだけでなく、経済的DVも受けていました。また過干渉で被害妄想もひどく、そのせいで私は小学5年生から誰かに怒られると頭が真っ白になり、うまく言葉が出てこなくなっています。中学生のときに『さすがにおかしい』と気付きましたが、『お金を出してもらえなくなる』と思い黙っていました。

自分の気持ちを親に話しても、殴られるだけ。いつも『アンタはドル箱』『お金を出してやっているんだから私の言うことは全部聞け』と言われました。大学生になって上京してからも、過干渉のままです。

まず、起きた時と夜帰った時に電話するルールを設けられました。電話中、私の一言が気に入らないとすぐ怒鳴って電話を切り、数日後から妹を介して『謝罪しろ』と伝えてくるのです。

仕方なく謝ると、『妹にこんなことさせて可哀想』『私はお前のことをこんなに考えてやっているのにお前は私のことを省みないクズだ』『産まなきゃよかった』とヒステリーを起こします。

もちろん、これだけではありません。デートのときは毎回、服・メイク・髪型・アクセサリーを全て写真に撮って送らなければいけない、というルールもあります。

ただ、母親は父親の前ではここまで酷いことはしませんでした。父親は気が弱いもののガタイがいいので、父に止められるとそれ以上手出しができなくなるから少し落ち着いていたのだと思います」

■母親からの暴力と過干渉が原因でうつ病を発症

しかし、肝心の父親は家にいても異常な母親から守ってくれるわけではなかったそうです。

「父親と母親の仲は最悪でした。父親は病的に無気力で、休日はほとんど部屋から出てこない人。たまに母親が父親を味方につけて私の悪口を目の前で言うときは、いつも『ママと仲良くしてくれよ』とだけ言って自分の部屋に戻っていきました。

一応あまりにも私や妹が母親に殴られていたときは、父親らしく止めに入ってくれたことはあります。しかし基本的には、『妻や子どもと関わりたくない』というスタンス。父親にはもう少し自分が抑止力になっていることを自覚して、私達を守ってほしかったです。

母親はことあるごとに『パパが1円もくれない』と言っていたので、私は『父親のせいで母親にストレスが溜まってこうなったんだ』と思っていました。私達姉妹は、祖母のお金で小学校から私立に通い、習い事をしていたのです。

しかしこの前父親に確認したら、母親に月10万円渡していました。そして家のローン、光熱費、水道代など、全て父が払っていたのです。しかも、月に一度の外食も父親のお金。それなのに父親は家でご飯を作ってもらえず、スーパーでお惣菜を買っていました。

母親は自分の仕事や人生がうまくいかないストレスから子どものお小遣いを全て取り上げ、サンドバッグにしていたのです。私はそんな母親の言動が原因で恋愛がいつもうまくいかず、さらにうつ病になりました。人生を狂わされた全ての元凶は、母親だったんです」

■毒親育ちは理由探しをやめれば幸せになれる!

最後に結川さんから、「忘れたいほどの経験をしましたが、それも誰かを勇気づける力になれば幸いです」と毒親育ちの人に向けてアドバイスをいただきました。

「今は、お付き合いしている人がいます。モラハラはなく、毒親への理解がある人です。実は私がうつ病と診断されたとき、それを母親に伝えて『これからは電話ではなくLINEで連絡してほしい』とお願いしたら、翌日両親が家に押しかけてきました。

私を実家に無理やり連れて帰るために父親に車を運転させ、12時間かけて家まできたのです。拉致されそうになったのですが、そのときちょうど家に彼氏がいて、撃退してくれました。おかげで彼氏に母親がいかにおかしいか伝える手間が省けて、ちょうどよかったです。

それから母親からの連絡は全てブロックし、今は母親の影響がない世界で初めて幸せに過ごせています。昔から母親は、『金を稼ぎ始めたら恩返ししろ』と言われていたので、これ以上縛られないよう社会人になるタイミングで籍を抜くつもりです。

私と同じように毒親育ちで辛い思いをしている人に言いたいことがあります。

まずは『全てが自分のせいじゃない』と思えるようになるまで、休んでほしいです。世の中にはどう考えても親のせいなのに、それを認められずに他に理由を探して自分を責めてしまう人が多すぎると思います。

そんな人は優しい性格が故に、自分を責めることや自分を軽んじることに慣れてしまっているのです。何よりも先に、自分の気持ちや身体を愛してほしい。

心が満たされて健康になれば、正しく他人を愛することができるようになります。絶対に子ども側は悪くありません。幸せになろうとしてください」。

世の中には、モラハラをする男性ばかりではありません。

しかし、そうとわかっていても「私のせい?」と悩んでしまう女性もいるはず。付き合う男性から毎回モラハラを受ける原因は、親にあることも。親の育て方が原因で、恋人への愛情表現がおかしくなってしまい、それが相手の元々持っていたモラハラ気質にたまたま火をつけてしまった、というケースもあるのです。

恋人がモラハラ男に豹変したら、過度に自分を責めたりせず、まずは結川さんのように自分で自分をきちんと愛せているか振り返ることから始めてみてください。

このニュースに関するつぶやき

  • 楽しませろ、楽しませる努力、ねぇ。一般的な交際や結婚にも言えそう。
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  • 俺はきっと今より最後に何もしない答えを手渡す。そして、敢えて確言すると‥どんなにくそな事を刻まれても染み付いても、自分の事を開始しなくちゃならなくなったら今までにやれた余裕を奪われる場合じゃなく
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