《私たちの温活習慣》白石まるみ、寺田理恵子、大場久美子、“アラ還美女”の挑戦

0

2021年11月28日 11:10  週刊女性PRIME

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

週刊女性PRIME

(左から)白石まるみさん、寺田理恵子さん、大場久美子さん

 1日1日と、寒さが増しているこの時期、多くの女性が身体の“冷え”に悩まされている。「冷えは万病のもと」といわれるように、放置すると、肩こりや腰痛、肌荒れ、不眠など、さまざまな不調を招く。そこで、いまだに驚くほどの若さを保つ芸能界の“アラ還”美女お三方に、健康に過ごす秘訣を伺った。

20代からの寒がりを「いす」スクワットで改善

 最初にご紹介するのは、ドラマ『家政婦は見た!』シリーズなどで知られ、何十年と変わらず愛らしいルックスをキープしている白石まるみさん(59歳)。冷えを自覚するようになったのは20代のころ。

当時は平熱が35.8℃くらいと低く、極度の寒がりで冷え性でした。手足が冷たくてなかなか寝つけないし、身体を丸くして寝るので、肩は内側に丸まってしまうし、腰痛にもなって

 それが、35歳のときに学生時代にやっていたバトミントンを再開すると、筋肉量が増え平熱も上がっていく。しかし、3年ほど前に50肩と変形性膝関節症を患ったことで、運動をやめざるを得ず、それに伴い筋肉も落ち、再び体調や健康面に不安を感じるように。そんなときに着目したのが、手と足を温めること。

手足が温かいとよく眠れるんですよね。まず朝起きたら、布団の上で仰向けになって手と足を上に上げてブラブラ〜とふるんです。

 “ゴキブリ体操”っていうんですけど、全身に血液が巡ってあっという間に温まるんです。時間があれば、さらに両手の小指同士、人差し指同士、左右の指の股同士をトントンと20回ほど叩き合わせたり、足の指を1本ずつクルクル回したりすると、ポカポカになりますよ」

 ほかにも、チェアスクワット(イスの前に立ち、あごを上げながらお尻を後ろに引き、腰掛ける寸前でストップし元の態勢に戻る)を1日50回行うようになった。

冷え性には下半身の筋肉をつけることが大事だと思うんです。しかも、これのおかげでウエストがめっちゃ細くなったんです! この年になってもスタイルがよくなるうえに足腰も強くなるし、冷え性の対策にもなる。いいことづくめ

 来年、60歳を迎えるにあたっては、無理なく続けられるこれらの運動に加え、年齢的に不足しがちな栄養素はサプリで補うことも必要だと考えているそう。

 さらに、「赤いパンツをはくと身体が温まる気がするので、60を過ぎたら下着は赤にしようと思っています(笑)」とこっそり教えてくれた。数年後にその効果を聞くのを楽しみに待ちたい!

「ちょい運動」で身体の芯から温める

 元祖アイドルアナとして一世を風靡した、フリーアナウンサーの寺田理恵子さん(60歳)。現在でも若いころと体重が変わっていないというスレンダーボディーの持ち主だ。だが、子どものころからやせ型で運動嫌いだったせいか、昔から冷えに悩まされてきたという。

局アナ時代には、冬場に街頭ロケに出ると、翌日に高熱を何度も出しましたね。今でも冬は、夜寝るときに靴下をはかないと寝られないんです。はかないと決まって夜中に目が覚めてしまいます」と話す。

 そんな体質を改善すべく、コロナ禍に一念発起して始めたのがウォーキング。

根っからの運動嫌いでしたけど、やっぱり運動が必要だと認識して。週に2〜3回、片道5kmくらいずつ歩くようにしています。歩くとこんなに身体が温かくなるんだ〜、と快感ですね

 ただ、年齢的にひざに負担がかからないように、自宅で定期的にステッパーに乗り、ひざ周りに筋肉をつける運動も同時に行っている。

喉を使うのが仕事なので、首元は冷やさないようにしています。冬はタートルネックやマフラーは欠かせないですね。さらに、毎日続けている音読や発声前のストレッチも、集中してやると全身が温かくなって血行がよくなるのを感じます

 ほかにも、意識して温かい飲み物や身体を温める食材をとったりと、身体の内と外、両方から温めることを習慣にしている。

遠赤外線のグッズなんかも試しますし、いいと言われるものはなんでも取り入れるようにしています。冷えが改善したら、身体を動かすのがラクになったんです。50肩になってからは、両手を後ろで合わせることもツラかったのが、また届くようになったんですよ!

 冷えによる血行不良で硬くなっていた身体が、温めることでやわらかさを取り戻したのだ。身体の柔軟さは血流をよくし、ケガの予防や、肩こり・腰痛の軽減などにつながり、さらにいい循環を導く。

痛気持ちいい“足裏刺激”でポカポカに

 最後に紹介するのは「体温管理士」という資格を持ち、エステティシャンやフットリフレクソロジスト(足底反射療法士)としても活躍している女優の大場久美子さん(61)。

 大場さんご自身、10年ほど前までは、末端冷え性で、全国どこへ行くのにも電気毛布やマットを持参しないと夜眠れないほどの冷えに悩んでいた。それが、足底反射療法士の勉強を始めてから、冬でも素足や薄着でも平気なくらい平熱が上がり、風邪ひとつひかない身体になったそう。

足裏の反射区を刺激すると、冷えに効果が高くおすすめですよ。冷え性にきくのは、足裏の半分から下の土踏まずのあたり。クリームをつけてグーの手でゴリゴリと押したり、イスに座ってその部分にゴルフボールをゴロゴロと押しあてるんです。痛いようならテニスボールでもOK。痛気持ちいいくらいがベストです

 さらに、首・手首・足首の3首を温めると、全然温かさが違うとも。

ストールやスカーフを1枚バッグに入れておくと体温調節とオシャレが兼ねられておすすめです

 ただ、冷えの改善にはトータルのバランスが大事と語る。

結局は普段の生活習慣が響いているんですね。朝はしっかり起きて太陽の光を浴びる、ねぎやしょうが、旬の野菜など身体を温める食事をする、シャワーではなく低めの温度の湯船にゆっくりつかる、寝る前は携帯をいじらず脳と心を休めて質のいい睡眠をとる……。すべてを実践するのは難しいかもしれませんが、できる限り取り入れてみるといいですね」

 大場さんも、生活習慣が崩れて冷えを感じるときは、足湯をしたり、握りこぶし大のしょうがを鍋に入れて食べたりと、即効性のある対策で帳尻を合わせることも。そんな温活習慣を取り入れるようになって、体調の変化だけでなくイライラすることが減ったり、気持ちまでも違ってきたという。

 3人に共通するのは、自分の身体をいつもご機嫌な状態にしておきたいという気持ちと、「いいものはなんでも取り入れる」という柔軟な姿勢。そんな考え方も若さや元気の秘訣だろう。冬は知らず知らずのうちに身体の先端や芯が冷えてしまう。3人の温活習慣を参考に、いつまでも巡りのよい健康的な身体を手に入れたい。

    ランキングライフスタイル

    前日のランキングへ

    ニュース設定