私は将来アニメや漫画に携わりたいと思っているので、そのためにも勉強は疎かにしないと決めています。パパも私の夢に対して協力的でいてくれます。でもママは趣味の世界にハマる私を歓迎していません。
ママは洋服やヘアメイクがすごく好きで、SNSなどでコーデやメイク法をずっとチェックしています。私にとってのアニメや漫画と同じで、夢中になれるものなんだろうと思っていました。だからこそ私に押し付けないで、自分の趣味として留めておいてくれたらいいのに……。こんな風に次々と提案されるのです。
「全身脱毛やってみる? 中学生からできるみたいよ」
「ジェルネイルやってあげようか?」
「次のお休みの日は、一緒にお洋服を買いに行かない?」
私が「面倒だからいい」などと答えるとママは不満そうです。いつになったら私の気持ちを分かってくれるんだろう? ひたすら自分の趣味を押し付けてくるママに私の悩みは尽きないのでした。
第3話へ続く。
|
|