“車いすの闘将”ウイリアムズ創設者サー・フランク・ウイリアムズが79歳で亡くなる

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2021年11月29日 01:10  AUTOSPORT web

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事故により車いすの生活となりながら、F1チームを率いてきたサー・フランク・ウイリアムズ
11月28日、ウイリアムズ・レーシングは声明を発表し、これまでF1世界選手権で7回のドライバーズチャンピオン、9回のコンストラクターズチャンピオンを獲得したウイリアムズの創設者であるサー・フランク・ウイリアムズが79歳で亡くなったと発表した。

 フランク・ウイリアムズは、1942年イングランド生まれ。レーシングドライバー、メカニックとしてモータースポーツ界に入り、フランク・ウイリアムズ・レーシングカーズ、ウイリアムズ・グランプリ・エンジニアリングを率い50年にわたってチーム代表を務めてきた。

 その間に多くのチャンピオンを獲得してきたが、2020年にドリルトン・キャピタルにチームの株式を売却していた。そんななか、サー・フランクは2020年12月に一度入院。直後は容態は安定していたものの、11月28日、ウイリアムズ・レーシングはサー・フランク・ウイリアムズが亡くなったとする声明を発表した。声明は下記のとおりだ。

「金曜に入院した後、サー・フランクは今朝、家族に囲まれ穏やかに亡くなった。今日、我々は多くの人々に愛され、インスピレーションを与えてきた偉大な人物に敬意を表したい。現段階では、すべての友人や同僚が、ウイリアムズ家のプライバシーを尊重するよう願っている」

 また現在ウイリアムズ・レーシングのチーム・プリンシパルとCEOを務めるヨスト・カピートは、「ウイリアムズ・レーシングは、創設者であるサー・フランク・ウイリアムズの逝去を悲しんでいる。サー・フランクは我々のスポーツの伝説であり、アイコンだった」と声明を発表した。

「彼の死去は、チームとF1のひとつの時代の終わりを示している。彼は他に類を見ない開拓者だった。多くの逆境があったが、彼は我々のチームを16もの世界選手権タイトルに導き、スポーツのなかで最も成功したチームのひとつとなった」

「誠実さ、チームワークは我々のチームに残る中心的なスピリットで、ウイリアムズの名とともに彼の遺産だ。我々の思いは、困難な時期にある彼の家族とともにある」

このニュースに関するつぶやき

  • お疲れさまでした。最後のプライベーターの車いすの闘将。コンスト重視などイマドキのチームにない古き良きレースチームのボスでした。
    • イイネ!11
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