首位チェルシー、不振マンUと痛み分け…ジョルジーニョがPK成功でミス挽回

0

2021年11月29日 03:24  サッカーキング

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

サッカーキング

チェルシーとマンチェスター・Uが対戦した [写真]=Getty Images
プレミアリーグ第13節が28日に行われ、チェルシーとマンチェスター・Uが対戦した。

 チェルシーはひざを負傷したベン・チルウェルに代わり、マルコス・アロンソが先発復帰。プレミアリーグでの出場は9月25日の第6節マンチェスター・C戦以来となる。

 一方、マイケル・キャリック暫定監督のプレミアリーグ初戦となったマンチェスター・Uは、クリスティアーノ・ロナウドをベンチスタートに。出場停止のハリー・マグワイアの代役をエリック・バイリーが務め、フィル・ジョーンズが2020年2月17日のチェルシー戦以来となるプレミアリーグでのベンチ入りを果たした。

 前半はチェルシーが7割近いボールポゼッションを誇り、敵陣に押し込む時間が続くが、マンチェスター・Uの粘り強い守備に阻まれる。31分にはアントニオ・リュディガーがペナルティエリア手前で右足を振り抜き、鋭いミドルシュートを放ったものの、惜しくもクロスバーに嫌われた。

 前半、チェルシーが4本の枠内シュートを放ったのに対し、相手ゴールまで迫る場面を作れなかったマンチェスター・Uの枠内シュートは0本。両者に得点が生まれず、試合はスコアレスで折り返す。

 50分、意外な形でマンチェスター・Uが先制する。フリーキックの守備を耐えると、ブルーノ・フェルナンデスが前方へと大きくクリア。ハーフウェーライン付近でトラップを試みた相手MFジョルジーニョはコントロールに失敗し、こぼれ球をジェイドン・サンチョが回収する。そのままゴール前まで運んだサンチョは、エドゥアール・メンディとの一対一を制してネットを揺らした。サンチョは待望のプレミアリーグ初ゴール。また、23日に行われたチャンピオンズリーグのビジャレアル戦で加入後初得点を挙げており、公式戦2試合連続ゴールとなった。

 チェルシーは67分、コーナーキックの競り合いのなかでチアゴ・シウヴァが相手DFアーロン・ワン・ビッサカに倒され、PKを獲得する。キッカーを務めたジョルジーニョは、相手GKダビド・デ・ヘアの逆を突いてゴール左下に流し込み、自身のミスを挽回する同点ゴールを記録した。なお、チェルシーがプレミアリーグのマンチェスター・U戦でゴールを挙げたのは、2019年4月のマルコス・アロンソ以来、5試合ぶりとなる。

 攻めの手を緩めないチェルシーは試合終了間際、右サイドを攻略してクリスティアン・プリシッチが折り返す。攻撃に参加していたリュディガーがボレーで合わせたものの、シュートは枠を大きく外れ、試合はタイムアップを迎えた。

 チェルシーはシュート数やコーナーキック数などで相手を大きく上回りながらもPKの1得点にとどまり、2試合ぶりのドローで連勝を逃した。マンチェスター・Uは6試合ぶりのドローで3連敗を回避した。また、マンチェスター・Uはプレミアリーグでのチェルシー戦は8試合無敗となった。

 次節、チェルシーは12月1日にアウェイでワトフォードと、マンチェスター・Uは同2日にホームでアーセナルと対戦する。

【スコア】
チェルシー 1−1 マンチェスター・U

【得点者】
0−1 50分 ジェイドン・サンチョ(マンチェスター・U)
1−1 67分 ジョルジーニョ(チェルシー)

【スターティングメンバー】
チェルシー(3−4−3)
E・メンディ;チャロバー、T・シウヴァ、リュディガー;R・ジェームズ、ジョルジーニョ、ロフタス・チーク、M・アロンソ(78分 マウント);ツィエク、ヴェルナー(82分 ルカク)、ハドソン・オドイ(78分 プリシッチ)

マンチェスター・U(4−3−1−2)
デ・ヘア;ワン・ビッサカ、リンデレフ、バイリー、A・テレス;マクトミネイ、マティッチ、フレッジ;B・フェルナンデス
(89分 ファン・デ・ベーク);サンチョ(64分 C・ロナウド)、ラッシュフォード(77分 リンガード)

    ランキングスポーツ

    前日のランキングへ

    ニュース設定