私が中学生の頃は「もっとかわいくなりたい!」という一心で、鏡を見て表情を研究したり、雑誌を読みあさって勉強したりしました。確かに持って生まれた容姿は変えられないかもしれないけれど、意識と努力を大切にすればかわいらしくいられると思うのです。こんなにも娘のことを考えているのに……。
つい感情のままに責めてしまい、娘は怒って自室にこもってしまいました。夕食のとき、「ごめん、ママが悪かった」と言いましたが完全無視です。娘が口をきかない日はしばらく続きました。
部屋から出てきた娘は私に対し、きっぱりとした口調で伝えたのです。
娘「ママが服やメイクがすごく好きなのは知ってるよ。でも今の私は興味がないの」
私「うん……そうか。ママの好みを押し付けてしまっていたね」
娘「それにイケてるとかイケてないとか、見た目で言われるのホントイヤなの。イケてたらどうなの? 見た目だけかわいく見せて男子にモテて、誰かと付き合って。それが本当にママの望むことなの?」
娘の方がよほどしっかりしていました。自分が恥ずかしくなってしまったくらいです。反抗期になってからあまりじっくり話す機会はありませんでしたが、娘は周りに振り回されることなく自分の考えで生きようとしていたのです。まさか娘に諭される日が来るとは……反省しかありません。
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原案・ママスタコミュニティ 脚本・rollingdell 作画・うーにゃ 編集・井伊テレ子