オープンカー、トラック、動くリビング? 日産が未来の電気自動車を発表!

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2021年11月29日 14:51  マイナビニュース

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日産自動車は電動化の未来を示す4台のコンセプトカーを発表した。同社が発売する電気自動車(EV)の今後を想起させるようなクルマたちで、中にはオープンカーやピックアップトラックなどもある。そのまま商品化にこぎつければ相当、魅力的なラインアップになりそうだ。


○2030年度までに15種の新型EV投入



日産は長期ビジョン「Nissan Ambition 2030」を発表し、クルマの電動化に関する今後の指針を示した。これからの5年間で約2兆円を投じて電動化を加速し、2030年度までにはEV15車種を含む23車種の新型電動車を発売する方針だ。これにより、グローバルでは2030年までに販売台数の50%以上が「電動車」(EVやハイブリッドなどを含む)となる。EVの可能性を広げる新しいバッテリー「全固体電池」については2024年までに試作のラインを稼働させ、2028年には量産を始めるという計画を明らかにした。



長期ビジョンに合わせて公開となったのは、4種類のコンセプトカーだ。1台ずつ見ていきたい。

○デザインの方向性を示す「チルアウト」



コンセプトカー「日産チルアウト」(Nissan Chill-Out)は、日産が2022年に発売予定の新型EV「アリア」と同じプラットフォームを使うクロスオーバーEV。日産では新世代EVのデザインテーマとして「駿」(素早く、軽やかに走る)と「翔」(力強く、優雅に羽ばたく)を掲げるとのことだが、このクルマは「駿」を体現するモデルとなっているそうだ。


○全固体電池で多様化するEVの選択肢



これから取り上げる3台は「ニッサン EV テクノロジービジョン」と呼ばれるコンセプトカー。全固体電池の採用を前提に、日産が将来の技術の方向性を示したスタディモデルだ。全固体電池はリチウムイオン電池に比べエネルギー密度が高く、小さくすることができるため、クルマのレイアウトやパッケージングの自由度が上がる。そのおかげで、いろんな姿のEVが作れるようになる。全固体電池は充電時間が従来の3分の1になるというし、クルマ全体のコストは内燃機関搭載車と同等のレベルに抑えられるというから、実用化すればEVの普及は一気に加速しそうだ。



テクノロジービジョンの1台目はオープンカータイプの「日産マックスアウト」(Nissan Max-Out)。日産によると、「高い安定性と快適性で、これまでにない新しいドライビング体験を提供。コーナリング性能やステアリングの応答性を向上させることで姿勢変化の少ない走りを実現し、人間の身体能力そのものが拡張されたかのような感動の走りと最高の体験を提供」するモデルだという。座席を変形させてフラットに格納することが可能で、より広い室内空間を確保することができるそうだ。主な特徴・搭載技術は「超軽量」「超低重心」「進化したe-4ORCE(EVの4輪駆動技術)」とのこと。


2台目はピックアップトラック型の「日産サーフアウト」(Nissan Surf-Out)。フロントのNISSANロゴがカッコいい1台だ。日産が目指すのは、「たとえ砂の上でも舗装路のように走行可能で、行きたい場所へどこまでも快適に走れる高い走破性を持つ」クルマで、「目的地に到着した後も電力源として使用」することも想定したコンセプトカーになる。主な特徴・技術は「オフロード性能」「EVからの電気の活用」「ユニークな荷台スペース」「進化したe-4ORCE」。


最後はマルチ・スポーツ・ユーティリティー・ビークルの「日産ハングアウト」(Nissan Hang-Out)。「広大でフラットなフロアにより、クルマの室内空間の常識を超え、自宅と仕事場にプラスして『第3の空間』を提供する」というのが日産の説明だ。振動や揺れを抑え、移動中も快適に集中して作業ができるクルマを目指すという。目的地への到着後は、映画館のようなシートで家族や友人と映画鑑賞ができるなど、新鮮な体験を提供するとのことだ。主な機能・技術は「低くフラットなフロア」「高い快適性と静粛性」「進化したe-4ORCE」「進化したProPILOT」だ。(藤田真吾)
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