いじめが多いのはマンモス校!?クラス数が少ない小学校のメリット・デメリットとは

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2021年11月29日 15:21  ママスタジアム

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子どもの数が減っていることもあり、最近では1学年に1〜2クラスという小学校も見受けられます。地方だけでなく、かつては学校数が多かった都市部でも、小学校の統廃合が起きているようです。みなさんがお住まいの地域はいかがですか?

「わが子が通う小学校は2クラス」という、あるママからあがったトピックです。
『周りから、うらやましがられる。クラス数は少ないほうが、クラス替えしても誰かしら仲よしの子がいていいよね。いじめもマンモス小学校のほうが起こりやすいイメージ』

クラス数が少ないことによるメリットは?


投稿者さんはクラス数が少ないことによる、メリットをうたっています。しかし集まったコメントのなかには「デメリットのほうが多い」「クラス数は多いほうがいい」と反論する声もありました。何をメリットとするかは、人によって違うようです。

まずはクラス数が少ない小学校のメリットについて、ママたちからのコメントを見てみましょう。

友達との結びつきが強くなる

『小さい頃から知っている親子ばかり。わがままで嫌われてる子がいても、親同士が知り合いだからいじめにまで発展しない』
『うちも2クラスの小規模校。入学後すぐに学年全員と友達になるから、どんなクラス編成になっても問題なし』
一番に挙がるのが、子どもたちの結びつきの強さです。2クラスならクラス替えをしても、半分は同じメンバー。自然とつきあいが深くなり、男女関係なく仲よくなる場合も多いようです。
1学年のクラス数が少ない分、「他学年と交流する機会が多い」というコメントもありました。学校全体でひとつの大きなチームになるのでしょうね。

先生の目が届きやすい

『教師の目が届きやすい。勉強面においても、よいことばかりだと思う』
『ひとりひとりに目が届く。マンモス校だとおとなしい子は先生に認知されにくいけど、少人数校ならそんなことはない』
先生が子どもひとりずつの個性を、しっかり把握してくれそうなイメージがあるようです。勉強においても、「手厚く見てもらえる」という声がありました。

他にも「人数が少ないので、運動会などでわが子を見つけやすい」「校庭を広く使えるから、休み時間ものびのび過ごせる」「親同士も知り合いになって、つながりが生まれやすい」などのコメントがありました。

困ったときの逃げ場がないなど、少ないクラスゆえのデメリットも



メリットがあれば、もちろんデメリットもあります。

逃げ場がない

『ひとりでも暴力的だったり、授業妨害するような子がいると終わり。クラス替えがあっても、また当たる確率は高い』
『クラスの団結力がすごいから、一度でもいじめにあうと転校しないといけないレベル』
もっとも多く寄せられたのが、こうしたコメントでした。さらにメリットでもあった結びつきの強さや団結力が、裏目に出る場合も。クラス数が多ければ距離を置くこともできますが、それがかなわないのはつらいですよね。

世界が狭くなりがち

『クラスが多いほうが、個性豊かな友達と巡り会える。合う人合わない人、いろんな経験ができるよ』
『校内のピアノ演奏でいつも選ばれていた、ママ友の子。他に立候補する子がいなかったみたい。マンモス校ではピアノ選抜があるという話をすると、「は? うちの子なんていつも選ばれるよ」と自慢げだった。中学生になったらもっと上手な子がたくさんいて、驚いたみたい』
「井の中の蛙になりがち」「新しく友達を作る力が育たない」という声もありました。友達関係など深く突き詰められる分、幅は狭くなってしまうのかもしれません。

他にも「気の合う子がいないと、ずっとひとりぼっち」「個性のイメージが定着するので、チャレンジする機会が失われがち」「PTAの役員が頻繁に回ってくる」「行事の盛り上がりに欠ける」などの声がありました。

いじめが多いのは大人数校?「いや、クラス数は関係ない!」



投稿者さんは「いじめはマンモス小学校のほうが多い印象」とのことでしたが、それについてはどうでしょう?
『うちは2クラスだけどいじめもあるし、不登校もある』
『いじめに関してはクラス数より、その学年のカラーによるんじゃない?』
いじめが起こりやすい雰囲気があるか、ないか? こればかりはどんな学年に当たるかの、運ですよね。大人数校であれば”ある”確率は高くなるでしょうが、少人数校にひとりでもいじめっ子がいれば存在が絶大なものになるでしょう。「いじめにクラス数は関係ない」というのが、多くのママに共通した意見でした。

それを前提とした上で、傾向的に考えられるのがこちらです。
『うちは少人数校。低学年の頃は問題のある子もいたけど、校長や教頭まで出てきてすぐ解決。トラブルを経験したことで対応力も生まれ、引きずらなかったよ』
人数が少ないと児童ひとりずつに目が届きやすく、トラブルの芽を早めに摘むことができるようです。投稿者さんがイメージしていたのは、こういうことかもしれません。
『5クラスあってよかったよ。いじめグループがクラス替えで、見事に全員バラバラになった。これで娘も安心して登校できる』
クラス替えによって、トラブルのあった児童と離れることができる。これは大きなメリットです。新しいクラスで、新たな友達関係を作りやすくなりますね。

自分の小学校のよいところに目を向けてみて


少人数校と大人数校、どちらにもそれぞれにメリット・デメリットがあります。

しかし実際に通ってみれば、デメリットと思っていたことが逆に「よかった」と思えることも。「少人数校はPTA役員をやる回数が多くて、イヤ」と考えていたけれど、実際は「一緒にやったママたちと仲よくなれて、よかった」というママもいました。
また、家庭次第で補えるデメリットもあるでしょう。例えば「少人数校は世界が狭くなりがち」というデメリットを、習い事やキッズキャンプなど学校外のお友達を作る機会を与えてフォローしているママもいました。

最初に思い込みでイメージを固めてしまうと、損をしてしまうのでは? まずはお子さんの小学校のメリットのほうに、目を向けてみてはどうでしょうか?

文・鈴木麻子 編集・秋澄乃 イラスト・善哉あん

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  • 小学校時代はクラス数少ない方がいいよ。先生にも子供たちにもゆとりができる
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